院長コラム

「ユンヒへ」

2019年韓国映画。1通の手紙を機に、娘と共に小樽を訪れた韓国人女性が、切ない恋の記憶を呼び覚ましていく様を抒情的に描いたアート作品。やはり冬の小樽は魅力的で幻想的だった。評価 〇マイナス

「アンビュランス」

2022年のアメリカ映画。題名は『救急車』のこと。偶然銀行強盗の仲間になった黒人男性が主人公。彼らが銀行強盗を決行するが、失敗して警察に追われてしまう。警官を撃ったことから、その運ばれる救急車をジャックして脱出を図るが、、、。というアクション映画。かつてのスぺクタル映画の監督として名をはせたマイケル・ベイの演出。それなりに面白かったが、全米でも日本でも不発に終わった映画。 評価 〇

「アンテベラム」

2020年のアメリカ映画。原題も同じで『南北戦争前の』という意味。映画では、まずアメリカ南部で大きな農場を営んでいる白人の主人の元で、多くの黒人が過酷な奴隷生活を送っている。その中で小さな抵抗をしている黒人女性エデンが登場する。一転して現代、黒人女性たちが集ってパーティーをしている。その中心は人気作家のヴェロニカだ。その彼女が偽タクシーで拉致される。エデンとヴェロニカは同じ女優が演じている。その後どのような展開になるのか、、、。あえて書かないが、予測不能な展開ですっかり騙されて、また驚いてしまった。 評価 ◎

「SING/シング:ネクストステージ」

2021年のアメリカ映画。5年前のアニメの続編。コアラの支配人と音楽家の仲間たちがエンタメの聖地でショーを開催するために奮闘する姿を、数々のヒット曲と共に描いている。ゴリラ、ゾウ、ブタ、ライオンそしてカメレオンなどのキャラクター設定が絶妙で、みな愛くるしい。 評価 〇プラス

「声もなく」

2020年韓国映画。闇商売(死体処理)の助手をしている口のきけない青年と孤独な少女の交流を描くサスペンス。誘拐した少女を一時預かることになった青年は幼い妹と3人での共同生活を始めるが、、。先の読めない展開で興味を持って観ていたが、ラストだけは納得できなくて残念。 評価 〇

「造られた殺人」

2015年韓国映画。題名のように殺人事件のスクープが、実は誤報だったと気づきながら、それを言い出せずに泥沼に陥っていくテレビ局の男が主人公。一時はスクープで注目されていたが、その後の調査で誤りと知りながら、成すがままに事件を追っていくうちに真犯人にたどり着き、その男を結局殺してしまうという皮肉なオチまであった。中々の脚本だった。 評価 〇プラス

 

「アートのお値段」

2018年アメリカ映画。いまや投機対象として注目されている現代美術の価格と価値の謎に迫るドキュメンタリー映画。ササビーでのオークションの模様と現代アートの作家たちを中心に描いて、美術界の表と裏を知ることができた。興味ある話で面白かった。 評価 〇プラス

「イニシェリン島の精霊」

イギリス映画の新作。100年前イギリス・アイルランドの孤島が舞台。長年親友だった男がある日、「君とは絶交だ」と言い放つ。それからの緊張感のある二人の男の話が続く。長年の友情が壊れた男たちの奇妙な葛藤の物語で、その原因は一切明かされていなかった。映画祭などで高く評価されているが、私には向いてなかった。評価 〇マイナス

「ザ・ミスフィッツ」

 

2021年アメリカ映画。悪党だけを狙う義賊的な犯罪集団”ザ・ミスフィッツ”が、テロ組織の資金源となる近畿亜を強奪するため、ドバイで活躍するストーリー。何かゴチャゴチャして話にノレなかった。残念。評価〇マイナス

「7号室」

2017年韓国映画。ブラックユーモアサスペンス映画。個室DVDの店を舞台に、廃業を決めより高く売ろうとする店主、友人に頼まれ麻薬の袋を預かる店員、そして新しくバイトに採用された中国の青年が織りなす人間模様。その中国人が漏電により死亡する。それを遺棄した部屋が、麻薬が隠された同じ「7号室」だった、、、、、。ドタバタの中でもクスッと笑えるのが凄い。 評価 〇プラス

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