2023年02月

「ファイター 北からの挑戦者」

2020年韓国映画。題名から何となく想像できるように、北朝鮮からの脱北者の女性が韓国でボクシングを習うというストーリー。偶然ボクシングジムの清掃係をしていた女性が、素質を見出されて選手としてリングに上がるようになるまでを描いていて、その後は語っていなかった。根性はあるが、粗削りな才能が今後どうなるか? ということで、サクセス物語ではなかった。評価 〇

「マリー・ミー」

2022年のアメリカ映画。婚約者に結婚の直前に浮気されて失望した人気のポップス界の女神が、平凡な数学教師をコンサートで見染める。彼はそこで、彼女の代表曲 ♪マリー・ミーのプラカードを持っていた。その後の二人には全く違う生活リズムや価値観の壁があった、、、。ジェニファー・ロペスのロマンチックコメディ。このような映画久しぶりに見て、ハマッてしまった。時にはいいねえ。 評価 ◎

「シャイロックの子供たち」

新作邦画。池井戸 潤原作で、銀行を巡る詐欺事件を扱っている。多くの登場人物が皆闇の部分を持ちながらも巨悪に立ち向かっている。この映画が封切られる前に、昨年10月からWOWOWで5回(5時間)に渡って同名のドラマを見た後なので、そのダイジェスト版としてしか見られなかった。それで残念ながら評価が下がってしまった。初見の人にはもっと楽しめただろう。主人公たちが皆「正義」ではないところはスッキリした。評価 〇

「モリコーネ 映画が恋した音楽家」

 

2021年のイタリアドキュメンタリー映画。映画音楽の大作曲家として有名なエンリオ・モリコーネ氏を5年間に渡って、多くの知名人と共に記録した作品。彼は2020年に91歳で亡くなっている。またインタビューに登場した人も何人かは鬼籍に入っている。その意味でも貴重な映画であるが、何よりモリコーネ氏の人となり、生き方そして作った音楽が見事だった! 評価 ◎

「別れる決心」

新作の韓国映画。各映画祭で、特に「監督賞」として高い評価をされている。ある殺人事件から被害者の妻(中国人)が参考人として呼ばれる。彼女は刑事の執拗な追跡にも証拠が出ず、無罪となる。その間に二人には特別な感情が生まれていた。その後、刑事は容疑者の妻のアリバイ崩しができる。一方、別の殺人事件が起こり、またしても彼女が疑われる、、、、。凝った脚本で、そのムードについていけなかった。残念。評価 〇マイナス

「忠治旅日記」

1927年(昭和2年)の邦画。無声映画で、広島市映像文化ライブラリーで2月19日だけ2回上映された。「活弁シアター」と称して活動弁士(澤登 翠女史)とカラー・モノトーン・ディオの2名の楽団付きでの上映だった。無声映画の醍醐味が十分味わえた。貴重な体験だった。 評価 ☆

「バビロン」

新作洋画。1920年代のハリウッド無声映画全盛の「狂乱」の時代から始まる。その様子がまさに堕落した古代都市:バビロンのようだった。そこで映画界に足を踏み入れた二人の男女と、かつての大スターのその後の10年~映画がトーキーに変わる時期~をドラマチックに描いている。3h09はチト長いが見応えはあった。 評価 〇プラス

「銀平町シネマブルース」

新作邦画。関東の架空の町:銀平町を舞台に、かつて青春時代を過ごしたその町に帰ってきた一文無しの青年と彼を取り巻く仲間との話。ひょんなことから映画館:銀平スカラ座にバイトを始め、住まいも提供される。彼はかつて映画監督をしていた。その彼を救ったのは映画好きの人々だった。マイナーな作品ではあるが、充分に「映画愛」は伝わってきた。 評価 〇プラス

「きさらぎ駅」

2022年の邦画。「都市伝説」をモチーフにしたホラーサスペンス。民俗学を専攻する女子大生が現代の神隠しとして話題になった「きさらぎ駅」の真相を取材する。その後、取材したのを同じ電車に乗って同じシテュエーションに遭遇する、、、、。82分と短い時間によくまとめてあった。オチもまずまず。評価 〇

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