2020年11月

「帰れない二人」

2018年の中国映画。題名のように男女二人の20年に及ぶ愛の軌跡を淡々と描いている。急激に変化する中国の社会にあって田舎に住んでいる者たちにとってもその影響を受けざるを得ない。町の顔役とその愛人という立場から、それぞれが刑務所に入っての別れ、再会そしてその後の二人の腐れ縁など恋愛叙事詩になっていた。国際的な評価が高いジャ・ジャンクー監督作品。 評価 〇プラス

「ザ・ネゴシエーション」

2018年の韓国映画。題名は『立て籠もり犯人と交渉する警察側」の意味。その任務をしていたが失敗(?)した女性警察官が主人公。その後彼女は冷酷な人質事件の首謀者の指名で再び交渉に立つようになるが、その裏にはさらなる犯人たちの思惑があった。双方の緊迫した心理合戦も見ものだが、何より敵対する男と交渉人が、大人気のTVドラマ「愛の不時着」のコンビなのが注目された。なかなかのポリスサスペンスだった。 評価 ◎

「ホテル・エルロワイヤル」

2018年アメリカ映画。1969年のカリフォルニアとネバダ州の州境にある寂れたホテルが舞台。そこにセールスマンや神父(?)ら秘密を抱いた人々が集う。それぞれの目的や思惑があり、殺人事件が起きてしまいパニックになるが、一応納得の収束をみる。2h22とチト長いが、その演出には輝きがあって面白かった。評価 〇プラス

「ドクター・デスの遺産 BLACK FILE」

邦画の新作。癌などで末期の病人に対して「安楽死」の目的で殺人を犯している(かもしれない)人を追う敏腕の刑事たち と書くとおさまりがつくが、実際には非常に小さな展開だった。ポスターやチラシ、そしてあらゆるメディアで明らかにされていない犯人(を演じた俳優)がサプライズだったが、それ以上のものはなかった。評価 〇

「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」

超大ヒットしている話題のアニメをやっと観にいった。やはり思い入れのない老人にはどうってことのない映画だった。孫には大人気で熱く語ってくれたが、私にはどうもね。あまり残酷なシーンが多くなくて安心した。「ハリーポッター」のようにシリーズ化されるのだろう。恐るべし。 評価 〇

「MANRIKI」

2019年邦画。『万力』を英語で綴っている。”チーム万力”という演劇集団が作った長編映画。万力を用いて小顔強制施術を行うという美しき整顔師(斎藤 工)を軸に、女性の美の探求と欲望との狂騒をシニカルに描いた問題作。ムーンという感じだった。生理的に男にはわからない世界?!  評価 〇マイナス

「鉄人28号」

2005年の邦画。題名で懐かしく思うのは50歳以上の男性か。15年前にこのようなアナクロな映画が作られていたとは。今をときめく日本のアニメやCGの時代にこのような映画の企画が通るとは、驚きだ。私はそれよりも配役に注目して見た。池松壮亮君主演で、蒼井 優も重要な役で出ていた。ただそれだけ。 評価 △

「劇場版 おいしい給食 Final Battle」

今年の邦画。テレビで放送した「おいしい給食」の最終劇場版。このゆるくてノスタルジックなテレビドラマを見ていた者にとっては納得の映画化だが、普通には「何?これ?」だろう。30年前の日本で、給食マニアの中学教師が教え子の生徒と給食を巡って争うコメディ仕立てのドラマ。今回は給食廃止の決定を教育委員会から受けた主人公の男性教師がその撤回を求めて生徒たちと奮闘する様を描いている。 評価 〇

「おいしい家族」

2019年邦画。東京で新婚生活をしている女性(松本穂香)が主人公。しかし、離婚の危機を迎えている。そんな時母の三回忌法要で実家のある佐渡島に帰省する。そこで母の格好をした父(板尾創路)の姿、また知らない友人たち、さらに父の再婚の予定など様々なことが起こっていた。そんな事象に戸惑いながらも、やがて新しい家族の形を受け入れていく、、、、。最後の父の文金高島田には驚いた。 評価 〇プラス

「チャ―リーズ・エンジェル」

この題名にピンときた人も多いと思う。30年以上前にテレビで大人気だったシリーズとその後に何本か映画化されたので。これは2019年の新作。よって名前だけは同じだがキャラクターやないような全く違っている。若い女優たちが活躍するスパイ合戦の話ではあるが、今の時代にはもうそぐわないのではないかな? 評価 △

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