2022年05月

「魔女見習いをさがして」

2020年の邦画アニメ。悩みを抱える若い女性3人が、それぞれ旅をしていて偶然出会い、テレビで見ていた漫画番組『おジャ魔女どれみ』の話題で意気投合する。共に旅をして、それぞれ里に帰ってからも交流が続き、お互いが自分を見つめ直していく前向きな成長ドラマ。大人の鑑賞に堪えるアニメだった。評価 〇

「映画 えんとつ町のプぺル」

2020年の邦画アニメ。日本オリジナルの絵本を映画化。煙に覆われた町を舞台に煙突掃除をする少年とゴミから生まれたごみ人間プペルの冒険と友情を描いた感動もの。なかなかよくできたアニメ映画であり、心に響いた。エンドクレジットに流れる主題歌が妙に余韻があった。 評価 〇プラス

「ドント・ブリーズ 2」

2021年のアメリカ映画。。1作目は2016年にスマッシュヒットして話題になった。その続編で「1」から8年後の設定。盲目の老人ノーマンが主人公。ある時謎のギャングたちから家が襲撃され、同居している少女が連れ去られてしまう。ノーマンは特殊機能を身に着けていて、少女を助けるために彼らを追う。どぎつい場面もあるアクションサスペンス映画。評価 〇

「スーパーノヴァ」

2020年イギリス映画。同性のパートナーとして暮らしてきた二人の男性が織りなす人生ドラマ。20年以上連れ添ったピアニストのサムと作家のタスターだが、タスカ―が不治の病に侵されていることを知り、二人でキャンピングカーで旅に出る。あてのない予定ではあったが、これまで二人が世話になった親戚や友人たちと会うことにより、現在の心境が発露される。人生の終盤に考えさせられる物語だった。 評価 〇

「ロックンローラ」

2008年イギリス映画。ガイ・リッチー監督作品。これも彼らしい暗黒街を舞台にした犯罪映画。裏社会の不動産ビジネスに手を出した小悪党や地元のボス、さらにロシアンマフィアらが入り乱れて騙し合いを繰り広げる。コメディ要素もあるが、全体的には殺伐としている群像劇。冒頭のナレーションの声の主がわかると先がよめる かな。  評価 〇プラス

「海辺の家族たち」

2017年フランス映画。南フランスの片田舎の海辺の家を舞台に綴る人間ドラマ。老いた父がその家で倒れ、3人の子どもたち(といっても中年の姉弟)が集う。その後の父の処遇を皆で考える。そんな時アフリカからの難民のボートが漂着する。彼らは入江から離れた場所で難民の幼い3人の姉弟を見つける。まさに3人に自分たちの過去を見ているようだった。彼らのその後の行動は、、、。フランス人の大人の対応に納得。評価 〇プラス

「ジェントルメン」

2019年の洋画。ガイ・リッチー監督作品。彼の映画の特徴は多くの出演者を起用していろいろなストーリーを紡いでいって、最後にそれが一つのまとまる というような形が多いが、今回も同様。一応メインの話はロンドンを舞台に、大麻ビジネスで成功した男が引退に当たってそれをある富豪に売ろうとしたところ、暗黒街のギャングたちが暗躍を始めて、、、というもの。ガンアクションで多くの人が死ぬという展開も監督の持ち味か?! 評価 〇

「大河への道」

新作邦画。立川志の輔の新作落語の映画化。主演の中井貴一がその制作に強く関与しているようだ。日本地図を作ったとされる伊能忠敬だが、彼の死亡3年後にその地図が完成している。その理由や意味は? を現代の解釈を踏まえて謎解きをしている。但し演出が凡庸で大義かった。残念。評価 △

「聖なる犯罪者」

2019年ポーランド映画。一昨年のアカデミー賞で国際長編映画賞にノミネートされた作品。実話を基にしている。少年院を仮釈放になった青年が地方の村で新任の司祭に成りすまして村人たちの信頼を得ていくが、、というサスペンス映画。絶妙な邦題だ。評価 〇

「流浪の月」

新作邦画。2020年の本屋大賞を受賞した小説の映画化。少女と青年のある事情からの同居をする。その15年後二人は再会する。二つの時点をそれぞれ見せながら男女の心の触れ合いを綴っている。ガラスのように繊細な物語を広瀬すずと松阪桃季が見事に演じている。評価 ◎

 

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