2023年05月

「クリード 過去の逆襲」

新作洋画。かつてのボクシング映画「ロッキー」シリーズから派生しているこの映画も2015年からの3作目となる。チャンピオンのまま引退したアドニス・クリードが再びリングで戦う羽目になる。主役(マイケル・B・ジョーダン)が監督も兼ねている。副題のように過去の汚点が蘇って主人公を苦しめる。今回の出来は普通程度になってしまった。残念。評価 〇

「犯罪都市」

2017年韓国映画。2004年のソウルを舞台に、二つの暴力団の抗争の中に3人の中国マフィアのヒットマンが乗り込んでくる。彼らの超暴力に韓国ヤクザたちはたじたじになる。それらを一掃するために暴力団対策の刑事(マ・ドンソク)たちが活躍するアクション映画。実話に基づいた脚本が凄い。 評価 〇プラス

「ベルイマン島にて」

2021年フランス=ベルギー映画。題名のようにスウェーデンの巨匠 故イングマール・ベルイマン監督ゆかりの島を舞台にした映画。スランプに陥っている映画監督の夫妻の愛憎と創作での葛藤を描いた心理ドラマ。二人の悩みを妻が次回作として構想中の劇中劇を含んだ映像で見せてくれて、カオス的でもあったアート系の作品。評価 〇

「ボストン市庁舎」

2020年のドキュメンタリー映画。 題名のようにアメリカ・ボストンの市庁舎で営まれている健全な市政のあり方や職員&市民の姿を映している。4h35はさすがに長かった。これがあらゆる国の行政の手本となるのであれば、多くのそれを扱っている人々に観てもらいたい映画だ。評価 〇

「ワイルド・スピード ファイヤーブースト」

洋画の新作。このシリーズも10作目になる。いつも楽しみにしている映画だ。車を使っての派手で荒唐無稽なアクションは、いつ観ても心が躍る。今回初めて4D日本語吹き替え版で鑑賞した。世界でロケして意味のある大作になっていた。これまでのキャラクターも出ていて、集大成の趣がある。但し、今回は完結していなかったのが残念。2年後を待とう。 評価 ◎

「スワンソング」

2021年のアメリカ映画。実在の美容師をモデルに、描いたハートフルな作品。老いたゲイのヘアーメイクアーチストの最期の仕事とは? それは死んだ親友に死化粧をすることだった。それをするために老人施設を抜け出して旅をするロードムービーでもあった。このような小品が見られるのも嬉しい。評価 〇プラス

「わたし達はおとな」

2022年の邦画。劇作家:加藤拓也の長編映画デビュー作品。大学生のカップルが、思わぬ妊娠から溝ができていく様を描いている。妊娠の事実を知った二人がそれぞれの気持ちを伝えようと話し合うのだが、妙な理屈をつける男には辟易した。20代の恋愛の危うさと、もどかしさをリアルに見せるという趣旨の通りではあった。題名は反語的だ。評価 〇

「最後まで行く」

新作邦画。元は韓国映画で、同名の作品があるよう。旬の監督:藤井道人の新作。4月公開の「ヴィレッジ」に続いて。不良刑事が、母の危篤に際して雨の中を車で走っていて、ある若者を引いてしまう。その遺体を車のトランクに入れて逃げたことから起こる年末4日間のノンストップアクション映画。予想できない展開に身を委ねるしかなかった。暴力シーンの中にコメディ要素もあるのがユニークだった。 評価 〇プラス

「ゴースト・イン・ザ・シェル」

2017年ハリウッド映画。元は日本のアニメ作品。近未来のアメリカで、全身をサイボーグ化された公安の女性少佐(スカーレット・ヨハンソン)がサイバー犯罪の捜査の中で、自身の過去を知るようになる。多くの犯罪の陰で秘密裡にされた事実が怖い。荒い筋建てだが、ビートたけしや桃井かおりも登場して日本色が出ていた。評価 〇プラス

「PIG/ピッグ」

2021年のアメリカ映画。オレゴン州の山奥で、トリュフ獲りを豚と共にして生計を立てている孤独な男が主人公。ある時、その豚が盗まれてしまう。それを追って都会に戻った主人公の奪還劇。元料理人だったというオチ?もキーになっていた。評価 〇

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