2021年01月

「his」

昨年の邦画。いま注目されている今泉力哉監督作品。高校生時代に知り合い恋人同士になった男性二人。大学卒業前に別れてしまう。数年後同性愛者ということを隠して田舎で一人で生計を立てていたところに、娘を連れた元恋人がやってくる。悩みながらも自分たちの生き方を模索する姿を繊細に描いた秀作。いまだからこその映画といえよう。 評価 〇プラス

「武蔵ーむさしー」

2019年の新作。映画だけでなく芝居やテレビでも何度も取り上げられた宮本武蔵の戦いの半生を描いている。1部は京都での吉岡道場との戦いを、2部では巌流島での佐々木小次郎との対決までを見せている。特に新鮮味はないが、こうして幾度も取り上げる題材としてはふさわしいのだろう。日本人好みでもある。今回は知られざる武蔵の実像に迫るというコンセプトだったが、そう感じた個所もあった。評価 〇プラス

「シンクロ・ダンディーズ!」

2018年イギリス映画。邦題を聞いただけでどのような映画かわかる気もするし、ワクワクもする。果たしてその通りで邦画の「ウォーターボーイズ」(’01)の高校生のシンクロスイミングと違って、こちらは中年の冴えない男たちが主役だ。彼らがふとしたことからグループを組んで世界大会に出るまでを描いたコメディ。心が温かくなった!  評価 〇プラス

「ネクスト・ドリーム ふたりで叶える夢」

最新のアメリカ映画。音楽界を舞台に、現状に悩む中年の歌姫と業界での成功を夢見る彼女のアシスタントの女性が主人公。その両者の思惑が一致した時に素晴らしいことが起きる。邦題がピッタリの元気になれる映画で、主役二人の魅力が十分出ていた。歌姫の実際の母があのダイアナ・ロスとは、驚いた! 評価 〇プラス

「燃ゆる女の肖像」

フランス映画の新作。18世紀のブリターニュ地方の孤島を舞台に、娘のお見合いのために肖像画を依頼された女流画家とその娘との結ばれるはずのない運命の元で互いに惹かれ合う愛の姿を描いた物語。実に自然に変化する二人の女性の心理描写が見事だった。ラストは切ない。登場人物はわずか4名の女性だけで、監督も女性だった。評価 〇プラス

「フッド:ザ・ビギニング」

2018年アメリカ映画。誰でも知っているイギリスの勧善懲悪のヒーロー ロビン・フッドを描いたもので、過去にも何度か映画化されている。本作はそのロビンが裕福な貴族に生まれ、十字軍として従軍してから支配者や僧職の不正を知り、姿を隠して一般の民のために戦う様子を見せている。邦題のように続編がある形で終わっている。新しい解釈で今の時代にも通用するアクション映画だ。弓の裁きが素晴らしい。評価 〇プラス

「シカゴ7裁判」

2020年のアメリカ映画。制作母体はあのNETFLIX。1968年のシカゴで起こった暴動に関する裁判を扱ったドラマ。首謀者たち7名とあと1名(黒人)が裁かれているが、4つの団体の代表たちでありそもそも無理があった。それを知った上での検察側と裁判長の判断。映画では一応有罪の判決が出て終わるが、その後皆無罪になった。アメリカの正義が示された事実が重い。 評価 ◎

「キーパー ある兵士の奇跡」

2018年のイギリス=ドイツ映画。題名のように1945年以後イギリスで活躍したドイツ人のサッカー選手(ポジションがキーパー)の実話に基づいた映画。副邦題はやや強調気味。イギリスで捕虜になったドイツ人がかつてキーパーの名手だったことが判りスカウトされてイギリスで活躍したのだが、終戦直後もあって酷い差別にもあった ということ。家族に支えられて、また家族と共に選手として輝いた。 評価 〇プラス

「私をくいとめて」

邦画。題名の意味は何かな? 映画で活躍しているのん主演作。31歳のOLである主人公が都会で頑張っているが、友人や恋人もなく最近は心の声と対話している生活だ。そんな時にローマに住んでいる親友のところに行って違う生き方に目覚める というストーリー。私小説をただ映像で見せている風で私にはプラスアルファがなかった。 評価 〇

「チア・アップ!!」

今年最初は昨年最後に観た洋画。平均年齢72歳のチアリーディング・チームの話。癌の末期と診断されて終の棲家として余生を悔いなく過ごすために南部のシニアタウンに引っ越してきた老女が、隣人の勧めもあってチアリーディング・クラブを作って活動する というもの。元気が出て最後までよくできた作品になっていた。いくつになってもあきらめない夢を持ちたいとも思った。 評価 〇プラス

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