2022年04月

「誘惑の掟」

2014年のアメリカ映画。若い子を誘拐して身代金を取るがその前に殺している という残忍な犯行を繰り返している二人組の元刑事。ギャングの身内に手を出したことで、やはり元刑事の私立探偵(主人公!)が乗り出す、、、。緊迫したシーンが連続するハードボイルドアクション作品。 評価 〇

「L.A.コンフィデンシャル」

1997年のアメリカ映画。1950年代のロサンゼルスを舞台に、大量殺人事件の謎を追う刑事たちを描いたハードボイルドの傑作。3人の刑事の個性がよく出ていた。オスカー助演女優賞を獲得したキム・ベイジンガーも素敵だった。『トト・トマシー』のキーワードが効いていた。何度見てもいい!!  評価 ◎

「タイトル、拒絶」

2020年の邦画。凄い題名だ。同名の舞台劇の映画化。東京の風俗店を舞台に、女性たちの世話係をしている女性(伊藤沙莉)が主人公。デリヘル壌たちの繰り広げられる人間模様を赤裸々に見せてくれる。叫ぶシーンが多いのは舞台劇の特徴か? なかなか興味深かったが共感はなかった。評価 〇マイナス

「ピーターラビット2/バーナバスの誘惑」

2021年のアメリカ映画。名作絵本をCGと実写で映画化した2作目。大都会にやってきたピーターは亡き父の親友だったというウサギのバーナバスと出会い、彼の犯罪計画の加担してしまう。ピーターとその兄弟が都会で大暴れする冒険コメディ。人間と動物たちが対等にいるこの世界観は心地よい。評価 〇

「白い牛のバラッド」

2020年イラン映画。英語の題名も同様で、冒頭に牛が出る。その後無実の罪(?)で死刑が執行される夫の元に当日妻が訪れる。そして1年後、夫の無実が明らかにされ妻はさらに深い悲しみに陥る。賠償金よりも判決をした判事たちに謝罪を求める彼女の前に、夫の友人を名乗る男が現れる。果たして男は? というサスペンスタッチではあるが、演出がまどろっかしくてテンポが悪かった。ラストは そうきたか! 評価 〇マイナス

「ザ・ユナイテッド・ステイツVS.ビリー・ホリデイ」

2021年のアメリカ映画。凄い題名だが原題もそうだった。ビリー・ホリデイという稀代の名シンガーの一生を赤裸々に綴っていた。アメリカ政府 特にFBIから執拗に捜査・妨害される様は今となっては酷いパワハラだ。彼女が当時白人にも愛された歌手だったことがわかって良かった。体当たりで演じた女優にも乾杯! 評価 〇プラス

「アネット」

フランスの新作映画。華やかな世界観を背景にダークなファンタジーと音楽で見せる映画。スタンダップコメディアンとオペラ歌手の夫婦、最初は順風満帆だったが娘アネットが誕生したことから仲がよくなくなる。人形(ドール)がベイビー役をしているのが何とも不気味だった。ロックオペラとかミュージカルと謳っているが私には音楽を用いた普通のドラマ仕立てに思えた。くせがあり客を選ぶ映画だろう。評価 〇

「シャイニー・シュリンプス! 愉快で愛しい仲間たち」

2019年フランス映画。実在するゲイの水球チームを題材にしたヒューマンコメディ。差別発言の罰として弱小水球チームのコーチになった男とチームの話。彼は競泳の五輪メダリストで次のオリンピックも目指していたが、ゲイへの差別発言で左遷させられた。水球チームは世界大会出場を目標にしていた、、、。やはりヨーロッパ映画は邦画とは明らかに違うことを認識させられた。評価 〇プラス

「ファーザー」

2020年イギリス映画。認知症の傾向が出ている80代の老人が主人公。ロンドンに一人で住んでいるが、心配する長女の世話を煩わしく思っているし、次女は最近顔を出さない。そのうちに長女が夫婦でパリに引っ越す話や世話をする介護人が複数存在してくる。またそこは自宅ではなくて娘の家だったり、施設だったりする。混沌とした主人公の老人の見たままの映像が進み、我々もどれが真実か見失ってしまいそうになる。演じたアンソニー・ホプキンスがオスカー主演男優賞を昨年獲得した。評価 〇プラス

「地獄の花園」

2021年の邦画。大企業に勤めるOL たちは昔ヤンキーで「番」を張っていた。今も職場の陰でそれを保っていた。彼女らの派閥抗争を軸に、新しく来たOLが波風を起こす という奇想天外なアクションコメディ。そこまで見せられるともう笑うしかない かな? 評価 〇

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