2022年01月

「旅の贈りもの 明日へ」

2012年の邦画。東京で定年を迎えた男(前川 清)が初恋の記憶を求めて思い出の地:福井を訪れる様子とそこで出会う人々との交流を描いている。ノスタルジックないい気持ちになれた。映画ならではの偶然以上の再会があったが、それも含めて許せた。 評価 〇プラス

「トムとジェリー」

2021年のアメリカ映画。お馴染みのキャラクターをアニメと実写の合同で撮影した映画。一流ホテルを舞台にしたハチャメチャコメディ。従来の「毒」が薄れたようだった。評価 〇マイナス

 

「GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生」

2020年フランス映画。題名のようにケニアで暮らす94歳の老女の日常を追ったドキュメンタリー。ゴゴ(おばあちゃん)と呼ばれる彼女は教育の大切さを感じ、ひ孫と共に小学校に入る。その1年を見せてくれる。教室での授業の他に課外学習や修学旅行なども体験する。なかなか勉強にはついていけないが、その頑張りには頭が下がる。このような映画も時にはいい。評価 〇

「私は確信する」

2018年フランス映画。フランスで実際に起きた事件を基にした法廷サスペンス。失踪した妻の殺害容疑で大学教授の夫が逮捕された。彼の無実を信じる知人の女性は敏腕弁護士と共に事実を追求する。もっと劇的な結末を予想していたが、、、。残念。 評価 〇

「ミセス・ノイズィ」

2020年の邦画。「日本映画批評家大賞」の脚本賞を受賞したものの映画化。引っ越しをした若い女流作家の隣の部屋に朝から干し布団をバンバンたたいているおばさんがいた。お互いの意思の疎通が悪くて誤解を生んでしまう。その模様を小説のネタにしたことから思わぬ騒動を起こすことになる、、、という社会派喜劇。あまり笑えないコメディであり、むしろ見かけと実際のギャップを教えてもらった小品。評価 〇プラス

「CODA/コーダあいのうた」

新作洋画。題名は音楽記号としては楽曲や楽章の終わりを表し、新たな章の始まりの意味もあるようだ。また、聴覚障碍者の親の健常な子供の意味もあるという。海に面した町で暮らす一家4名で唯一耳の聞こえる女子高校生が歌の才能に目覚めた時、彼女の選択は? という青春の悩みを描いたファミリードラマ。かつてはこの手の映画も多かったのだが、、。今年のアカデミー賞レースでも話題になっている。評価 〇プラス

「ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実」

2019年のアメリカ映画。邦題の最初の英語が原題。後半で何とかどのような映画かわかる。 ベトナム戦争で多くの兵士を救ったとされる空軍兵士がいまだ叙勲もされずに歴史の闇に葬られている。その彼の名誉を回復すべく40年後再調査する。実話に基づくサスペンスタッチの作品。このように再調査するアメリカの社会制度には一目置く価値がある。  評価 〇プラス

「君の誕生日」

2019年の韓国映画。題名からしてラブロマンスのように思えるが、実は2014年に起こった大惨事~セウォル号の沈没事故で多くの命が奪われたこと~を題材にした社会派ドラマだった。高校生の息子を失った家族(特に母親)の深い心の傷を描いている。多くの犠牲者の家族との交流すらずっと拒否していたが、(映画の)最後には息子の誕生日に多くの知人たちが集って静かに回想することで癒されることを見せてくれた。評価 〇プラス

「決戦は日曜日」

新作邦画。代議士だった父の病いのためにその長女:川島有美(宮沢りえ)が選挙にでることになる。但しこの映画の主役は彼女ではなく、その私設秘書の谷村(窪田正孝)だ。彼は有美と共に選挙に臨むが、様々な困難が待ち受けていた。谷村は若いながらも議員を支える仕事を天職と考え政治活動の裏のことにも精通していた。有美のわがまま、後援会の重鎮や地方議員たちの思惑などにも対処しながら選挙戦を戦う。ポリティカルコメディと表していた。笑いは少なかったが、政治の裏をみられて興味深かった。評価 〇プラス

「藁にもすがる獣たち」

2020年の韓国映画。原作は日本の同名小説。群像クライムサスペンス。それぞれの事情で追い詰められた者たちが大金の入ったバッグを巡って争奪戦を繰り広げる痛快(?)なアクション作品。予期せぬ事態が何度も起きて、驚きと共に笑うしかない状況になった。最後のオチ(?)まで想定外だった。評価 〇プラス

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