2022年09月

「セイント・フランシス」

劇場封切りで広島では昨日まで1週間だけ(1日1回)の興行だった。2019年アメリカ映画。34歳の独身フリーターの女性が今の生活を見せながら、夏の間だけ就学前の女児の子守り(ナニー)をする。その家族との触れ合いを通じて共に成長する話。ありそうでなかった斬新さが評価されよう。私好みだった。評価 ◎

 

「ヘルドッグス」

新作邦画。「地獄の犬たち」 その通りアンダーカバーの警官が暴力団に紛れて組織をつぶす という指令を実行する様を描いたバイオレンスアクション。日本映画にしてはとてもスタイリッシュで暴力的、会話も早口で欧米や韓国映画のようだった。評価 ◎

「パリの調香師 しあわせの香りを捜して」

2019年フランス映画。題名のような内容でフランスで大ヒットしたそうだ。精神的な原因で嗅覚障害に陥りその地位も名声も失った女性調香師がいる。一方タクシー運転手をしている移民の男性はドジばかりで解雇寸前になっていた。その彼が偶然あの女性と知り合い、お互いの利点を補いながら再起と成功するストーリー。一応の成果で終わるがそこはフランスならではの味わいだった。 評価 〇プラス

「ドント・ブリーズ」

2016年のアメリカ映画。公開当時かなり話題になった。題名は『息をするな』 盲目の老人宅に3人の若者が泥棒に入る。簡単な仕事と思っていたが、老人は元特殊部隊の強者だった。暗闇にした家の中での老人の反撃に3人は圧倒されるサスペンスホラー。ラストがユニークだった。 評価 〇プラス

「青葉家のテーブル」

2021年の邦画。血縁関係のない者も含めて5名の共同生活を送る青葉家の人々を中心に、大人と子供のそれぞれの人間模様を描いたドラマ。結局何が言いたかったのか不明でイマイチ感が残るが、家族の中でも個人個人がそれぞれに自由に前を向いて生きている姿は良かった。 評価 〇プラス

「マスカレード・ナイト」

このシリーズの2作目。ホテルでの事件を未然に防ぐために敏腕刑事がホテルマンに扮装するというコンセプトは同じ、豪華な配役で皆犯罪者に見えるが、、。ラストは年末の仮装パーティ。今回も犯人は女性だった。出来は前作よりも落ちる。評価 〇

「川っぺりムコリッタ」

新作邦画。荻上直子の原作・脚本&監督による。川沿いにある文化住宅「ハイツ・ムコリッタ」に主人公の青年が入居したことから始まる。彼は罪を犯し出所後、北陸の小さな町のイカの塩辛工場に雇われた。住居の大家さんや隣りの住民たちとの交流から人生をやり直す様子が描かれている。存在感のあるキャストが良かった。 評価 〇プラス

「百花」

新作邦画。綺麗な題名だ。母と息子二人で生きてきたが、その母に若年性のアルツハイマーが出る。新しいことが覚えられない中で古い記憶も曖昧になりつつある。そんな時に母から「半分の花火が見たい」との希望を聞く、、、、。原作者:川村元気が脚本と共に初の長編監督をしている。演出面では未熟さもあるが、主役二人(菅田将暉&原田美枝子)の存在感で素晴らしい映画になっていた。 評価 ◎

「沈黙のパレード」

新作邦画。東野圭吾原作の「ガリレオ」シリーズの映画化。第3弾になる。相変わらずの個性的な科学者(福山雅治)が刑事2名(柴咲コウ&北村一輝)と殺人事件を追うという展開だが、今回は3年前、そして15年前の殺人事件が絡む。題名はある町でのイヴェントにかけた騒動(パレード)によっているのかな? 出来は普通だった。 評価 〇

「G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ」

2021年のハリウッド映画。「G.I.ジョー」の第3弾ではあるが、コンセプト&キャラクターだけを受け継いでいる。本作はその第1作の前日譚になっている。国際機密組織G.I.ジョーの活躍を描く前に、その1員となる忍者スネークアイズのルーツを明らかにしているのが中心。日本を舞台に各地でロケされ、日本の俳優も多数参加していた。CGアクションは凄い。続編があるように制作されている。評価 〇マイナス

 

 

ページ上部へ