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院長コラム

「不能犯」

松阪桃李・沢尻エリカ主演。元はコミックのよう。他人の心を操って殺人を行うため罪に問われない男と、彼を捕えようとする女性刑事の攻防を描いている。不思議な能力~催眠術~を駆使して、人の悪の心を操る凄味に惹かれるものがあったし、CGの用い方も違和感なかった。結末は玉虫色というのも仕方ないかな。評価 〇プラス

「アメリカン・アサシン」

2017年アメリカ映画。『アメリカ人の暗殺者』で原題も同様。恋人を海岸でのテロ事件で失った青年が、自暴自棄の果てにCIAの中での暗殺グループに入って活躍する話。この手のアクション映画は、アメリカサイドの一方的な方向から見れば、それなりに満足できるが、違う方向からみると「それでいいのか?」という疑問を持ってしまう。もはやアメリカNO.1はトランプ大統領の発言だけで十分だろう。  評価 〇

「OVER DRIVE」

昨年の邦画。天才ドライバーの弟と真面目なメカニックの兄が衝突を繰り返しながら同じグループでレースを転戦し、世界ラリー権をめざして切磋琢磨する様を見せてくれる。ストーリー的には普通の出来。 評価2.5/5

「アラジン」

ディズニーの実写版。あの「魔法のランプ」や「空飛ぶ絨毯」などが出てくる。ミュージカル仕立てになっている。昔のアラブ世界は時にインド映画を彷彿とさせる。日本語吹き替え版で観たが、それでも堂々とした作品になっていて違和感がなかった。CGも悪くない。ただ、話が定番なので、2h08は長すぎたなあ。  評価 〇

「幸福なラザロ」

2018年のイタリア映画。映画を観る時に最初に自分で頭に入れておくことは『この映画の時代はいつで、場所はどこか?」ということだ。今回この映画を観始めて、これは今から50年以上も前のイタリアの寒村か? と思ったら、そのうちに古い携帯電話が出てきて驚いた。また主人公のラザロが事故から目覚めたのが現代だとすると、彼は一体何年そのままだったのか? などと考えてしまった。まあ後半からは『寓話」になっていたので、あまり時制のことは考えなくてよいのかもしれないが、、、、。あらゆる意味で不可思議な映画だった。  評価 〇プラス

「僕たちのラストステージ」

1930年代に一世を風靡したアメリカのコメディコンビ「ローレル&ハーディ」が、その15年後の1953年イギリスに巡業に行く。落ちぶれて待遇も散々な二人であるが、かつての定番のネタや新作で段々巻き返していく。しかし、ハーディーの超肥満体からの心疾患で、それ以上続けられなくなり、遂に最後のステージとなる。芸人根性をみた。 評価〇プラス

「町田くんの世界」

少女コミックを原作にした実写映画。そのつもりで楽しめればよい。無垢な男子高校生が主人公。子だくさんの長男ながら、ドジというか世間ずれしているというか真面目というか、絵に描いた「天然」だ。そんな彼:町田 一が周囲に影響を及ぼす様子を、彼の初恋を交えて描いている。ラストはシュールな展開になるが、これもまた楽しい。伏線、プール、鴨などが伏線の材料になり、何より「雨の日」も!  評価 〇

「三尺魂」

2018年日本映画。打ち上げ花火で集団自殺を図るネットで知り合った4名の男女。だが三尺玉を爆発させるたびに、集合前の時間に戻ってしまう。そこからそれぞれの自殺の原因をお互いに知るようになり、遂には皆自殺を留まることになる、不思議な雰囲気の喜劇。それぞれのその後まで描いてあり、後味がよかった。 評価 ◎

「長いお別れ」

日本映画。老いた両親において夫(父)が70歳を前に認知症になる。妻(母)と家を出ている二人の娘たちが協力した父の最期までの7年間を綴っている。静かな映画であり、人生のラストをどのように過ごすか? それぞれ状況は違っていても、その準備や覚悟が必要なことを改めて問っていた。英語にすると”Long Goodbye”になるが、大分ニュアンスが異なる。主役の蒼井 優は先週結婚報道があったので、役柄とのギャップを多少感じてしまった。(笑) 評価 〇プラス

「ハングマン」

2017年アメリカ映画。往年のスター アル・パチーノが敏腕の刑事に扮したクライム・ドラマ。殺害後遺体を吊るして文字を刻む猟奇連続殺人事件が起こる。仲間と犯人を追いながら、それぞれの過去を振り返る。まあありきたりの展開で、新しい趣向は見えなかった。 評価 〇

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