院長コラム

「ヒョンジュ 釜山港の兄弟」

2017年韓国映画。韓国の第2の都市:釜山を舞台に描く犯罪ドラマ。二卵性双生児として生を受けた兄弟が一方は刑事に、もう一人はギャングになる。ここまでの設定はよくあるパターンで、別々の道に進んだ兄弟が運命の再会をして、、、、という粗筋にも納得するが、その後の展開があまりにもありふれていて、特に刑事の意味(役割)がなかったなあ。残念 評価 △

「糸」

有名な中島みゆきさんの名曲から発想した邦画。「平成」の時代を生きてきた同級生の男女の話。やはり映画は主人公二人の輝き&存在感に頼る部分が大きいが、この映画は期待度が高くなかったせいで思わぬ感動をしてしまった。何度も見た予告編で十分かな? と推測した自分だが、本編を観てプラスアルファを感じた。北海道の美瑛と函館、沖縄そしてシンガポールのロケ風景がどれも素晴らしかった。 評価 ◎

「8:15」

2020年の日本=アメリカ映画。51分の短編ドキュメンタリー映画。1945年8月6日午前8時15分は広島に原爆が投下された時。その後現在まで生きてきた被爆者の父の生き様を綴った作品。実の娘である美甘章子氏の「8時15分 ヒロシマで生きぬいて許す心」を原作に忠実に映像化した映画で、広島人だけでなく日本人、いや世界の人々に観て欲しい作品だ。強烈な映像に圧倒され、観た後言葉を失った。 評価 ☆

「お名前はアドルフ?」

2018年のドイツ映画。 舞台劇の映画化で、主要人物は男女各3人しか出ていない。文学部の教授夫妻がある夜のディナーに友人1人と弟夫妻を呼ぶ。弟が子供を授かり、その名前をアドルフにしようとする話を発端に、ドイツの歴史や文学さらにそれぞれの秘密の暴露と日ごろの鬱積した不満の(会話の)オンパレードが続く、知的で容赦ない言葉での攻撃はさすがドイツ人と感じた。辛辣な会話の中にユーモアとウィットも織り込んでの91分に満足した。評価 ◎

「無双の鉄拳」

2018年韓国映画。私の贔屓のマ・ドンソク主演。妻を誘拐された主人公が誘拐した黒幕を探り当てて単身で敵と戦う というシンプルなストーリー。彼はかつて若い時にその拳と度胸で裏社会で名をはせた強者だった。本当に妻を奪還するだけの話だが、韓国社会の裏の一面もみせてくれた。評価 〇プラス

「テロルンとルンルン」

いま広島で公開されている邦画。2018年に作られた短編。広島出身&在住の新人監督による作品。それぞれが厳しい環境の下で生きている二人の男女の若者の仄かなふれあいも周囲の誤解を生む。短い中でそれなりに表現していることを評価したい。名のある俳優や美術監督が参加していて商業映画として成り立っていた。評価 〇プラス

「8番目の男」

2019年の韓国映画。韓国では2008年に陪審員制度を導入したが、この映画はその時の最初のケースをモチーフにしている。陪審員に任命された8人の男女が母を殺した容疑者の息子の有罪を決める決定的なものを求めて奮闘する様をコミカルに見せてくれた。そして最後は納得の結末になっていた秀作。評価 ◎

「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー」

2018年のイギリス・ロシア・フランス合作映画。ソ連から「西側」に亡命した伝説のダンサー:ルドルフ・ヌレエフの半生を描いたドキュメンタリータッチの作品。バレエの能力を磨いた幼い時から1961年にパリで亡命するまでの彼の軌跡を描いている。ヌレエフを演じたのは現役の一流ダンサー:オレグ・イヴェンコ。ラストの20分のパリ空港での亡命の攻防が真に迫っていた。 評価 〇プラス

「ブリット=マリーの幸せなひとりだち」

2019年のスウェーデン映画。結婚して40年、専業主婦だった63歳の女性が、夫の浮気の発覚をきっかけに外に生きがいを見つける話。やっと得た仕事は田舎の町での少年少女のサッカーの指導だったが、、、。邦題のような内容ではあるが、1h37と短いため中途半端な気持ちで終わった。残念。 評価 〇

「アルプススタンドのはしの方」

邦画の新作。題名がユニークだ。元々舞台劇だったようで、そこに出ている無名の若い役者たちを使っての映画化。タイトルのように高校野球の試合の応援が舞台。それが「甲子園球場」での試合だと推測できる。野球の模様は画面には一切出ず、ノルマで応援に来た数人の高校生の会話がメインだった。何気なく他愛のない話に臨場感があって面白く観られた。評価 〇プラス

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