「私だけ聴こえる」
2022年の日本映画。監督は日本人だが、主にアメリカでの聴覚障碍者の家族を支援する健常な聴覚を持っている家族の一員(主に10代の若者で、CODAコーダと呼ばれてる)を扱ったドキュメンタリー映画。彼らならではの苦悩を見せてくれて、考えもしなかった悩みを知った。評価 〇プラス
2022年の日本映画。監督は日本人だが、主にアメリカでの聴覚障碍者の家族を支援する健常な聴覚を持っている家族の一員(主に10代の若者で、CODAコーダと呼ばれてる)を扱ったドキュメンタリー映画。彼らならではの苦悩を見せてくれて、考えもしなかった悩みを知った。評価 〇プラス
2022年の邦画。同名のコミックの映画化。人の心の闇が見える高校生が、思いもよらない戦いに巻き込まれていくダークファンタジー映画。蜷川実花監督作品で、相変わらず奇抜な色彩が目立つ映画だった。評価 〇マイナス
新作邦画。宮沢賢治の父:政次郎を主人公にした作品で、題名のつけ方が実に良い。その父を役所広司が演じている。映画はその父の人生を描いたものだが、観た印象は、政次郎の父のボケとその葬式、娘トシ(賢治の妹)の結核発病からその死&葬式、そして賢治自身の発病とその死を扱っていて、それらが中心というか、それしか残らなかった。自分としては、やはり賢治の執筆活動や農民との共同作業などをもっと描いて欲しかった。 評価 〇マイナス
2021年アメリカ映画。凄腕の女性暗殺者の復讐劇を描いたアクション作品。主人公は東洋系の女性(マギーQ)で、裏社会で有名なスナイパー。育ての親の黒人男性を殺され、その犯人を依頼した組織との壮絶な戦いに臨む。後半はサプライズもあったが、全般的に粗い出来だった。評価 〇
新作邦画。題名に違和感を覚えて鑑賞を始めた。江戸時代末期の江戸の場末の長屋が舞台。そこで暮らしている人々の中に武家の父娘がいた。その娘(黒木 華)が「おきく」。その彼女とし尿を扱っている若い百姓の両想いを描いている。ほとんどモノクロの映像に納得。89分とやや短い分物足りなさも残ったが、まずまずの内容で観終わると題名に違和感がなくなった。評価 〇プラス
2016年アメリカ映画。2017年末に劇場で観て、私のベストテン第4位にランクした映画。久しぶりに自宅で見たが、あの時の緊張感を思い出した。アメリカの政界で敏腕ロビイストのヒロインが、銃所持規制法案を巡る熾烈な戦いに巻き込まれていく社会派サスペンス。主人公は規制法案に賛成の立場を取って、自らの法律違反も物ともせず主張していくその姿が立派だった。評価 ◎プラス
新作邦画。「村」を指す。ある集落を舞台に、限界集落、格差社会、若者の貧困そして環境問題などの社会の闇を扱ったヒューマンサスペンス。そこに住む青年が主人公で、彼の日々の生活を通じて様々な現代の問題をみせている。明るい内容ではないが、画面の引き込まれてしまうのは、この藤井道人監督の力量だろう。見ごたえがあった。評価 〇プラス
2020年のイギリス=イタリア映画。なかなかの邦題だ。インパクトがあり、興味も覚える。そして誰に対しての言葉かも最後には解る。窓ふき職人の33歳のシングルファーザー:ジョンとその4歳の息子マイケルの話。ジョンは不治の病で余命いくばくもない。マイケルの将来のために養子縁組の手続きをして、役所の女性職員とその候補者を訪ねる。そして出した結論は、、、。しみじみとした感慨があった佳作。 評価 〇プラス
1989年のイタリア映画。この映画に関しては何も説明することはないだろう。この2時間強のヴァージョンと、それよりも1時間長いヴァ―ジョンを共に劇場で観たのは、もう30年以上になるが、いまでもはっきり覚えている。今回久しぶりに観たが、改めて名作だと再認識した。この冬作曲家エンリオ・モリコーネのドキュメンタリーを観たが、この映画の音楽もそうだった。サントラ盤も購入したなあ。 評価 ☆
2021年のアメリカ映画。典型的なB級ムービー。原題は複数形で、舞台となった田舎の町の名前。爆破解体間近の廃ビルに隠された大金を巡り、刑務所の看守(主人公で、娘の医療費のために囚人から情報を得た)と銀行強盗したギャングたち、そして偶然大金を見つけた建設作業員の3者が三つ巴の闘いを繰り広げる。ラストは予想通りの展開だった。 評価 〇