院長コラム

「星屑の町」

邦画の新作。のんさん主演。昭和歌謡の男性コーラスグループに彼女が加わろうとする話をベースに、彼女の住んでいる東北の現状も垣間見せてくれる。「恋の季節」「中の島ブルーズ」などの歌が懐かしい。今ではあまり描かれない人情喜劇で、文句なしにノスタルジックだった。 評価 〇プラス

「キングダム」

昨年の邦画。原作はコミック。中国の春秋戦国時代を舞台に、将軍になるという夢を抱いた孤児の少年と中華統一を目指す若き王の物語。主人公の少年の親友が若き王にそっくりで、彼の影武者をしていて殺されたという事情も含めて、壮大なスケールで描いた大作。先日発表された「日本アカデミー賞」において監督賞や助演男優・女優賞を獲得している。迫力はあるが、まあCGのおかげもあるだろう。 評価 〇

「レインツリーの国」

2015年の邦画。有川 浩の小説の映画化。大阪の青年が東京に就職することから始まる。彼がネットを通じて同じ本(これが題名に通じる)に共感した女性と知り合う。やっと二人が出会うが、彼女は感音性難聴で耳が聞こえなかった。そのようなハンディを乗り越える様を描いた青春ドラマ。普通(素直)に感動した。   評価 〇プラス

「ジュディ 虹の彼方に」

今年のアカデミー賞授賞式で最優秀主演女優賞をレニー・ゼルウィガーがこの映画で獲得した。主役のジュディ・ガーランドを演じている。彼女は没後50年を経てもいまなお欧米では人気を保っている伝説のミュージカルスターで、その亡くなる半年前の1968年の冬、精神的にも経済的にも困窮していた時期のロンドン公演を中心に描いたドラマ。多分にフィクション部分はあるだろうが、ジュディの生き様を赤裸々に見せてくれた。歌唱も素晴らしかった。 評価 〇プラス

「フローズン・ブレイク」

2019年ロシア映画。 ワンシテュエーションドラマ。大みそかの雪山で時間外の深夜にロープウェイに乗った4人の男女の運命を描くサスペンス映画。機械のトラブルで極寒の中で止まってしまったゴンドラの中でパニックになった男女の愚かな行動。しかし生き延びるためには仕方なかった。結末はあえて書かないが、ロシア映画もエンタメになったなあ。 評価 3/5

「黒い司法 0%からの奇跡」

1980年代のアメリカ南部アラバマ州が舞台の新作。無実の罪で逮捕され死刑が確定している黒人男を救うべく、北部の大学を出て弁護士になった黒人の青年が奔走する実話に基づく話。このような人種差別による誤認裁判が行われている という事実にはショックを覚える。日本でも検察が起訴したら99%は有罪 というテレビドラマが放送されたが、どこも同じようなことが今も起こっているのだろう。「人が人を裁く」という困難さと共に、このような告発をしている人々にエールを送りたい気持ちになった。 評価 ☆

「野生の呼び声」

新作のアメリカ映画。過去にも何度も映画化されたが、今回はその原作本の通りの初の本格的なストーリーになっている とか。主人公の犬のバックの半生を、後半見守った老人(ハリソン・フォード)のナレーションで見せてくれる。犬の行動や表情はすべてCGとのことだが、感情移入ができるほど素晴らしい。ただ、全体的には「児童文学書」の映画化のようだった。新型コロナウィルス感染症騒ぎの影響で、観客の足も遠ざかる傾向にあり今回は2名だった。評価 〇プラス

 

「シンプル・フェイバー」

2018年のアメリカ映画。原題も同じだが、そのままのタイトルってどうなの?直訳すると『単純な依頼』となる。シングルマザーの主人公ステファニーは気のよい女性で、ネットで料理作りを紹介している。ある時モデル並みのボディを持つ母親から同級生の男子を預かることを頼まれる。(これが題名?) しかし、その母親が失踪し、彼女の死体(?)が発見されて思わぬ方向に話が進む、、、、。サスペンスものだが、コメディタッチで描かれていて、面白かった。 評価 〇プラス

 

「ロスト・マネー 偽りの報酬」

2018年の洋画。大筋は死亡した強盗一味の妻たちが、夫たちの残した次の強盗計画に挑むクライムドラマであるが、そこには紆余曲折があった。首謀者であった白人の男ハリーの妻である黒人の女性ヴェロニカが3名の女たちを募って強奪を行い成功するが、そこには死んだはずのハリーの陰謀があった というオチには疑問が残った。そしてその後の奪った金の分配方法にも、、、、。 評価 〇プラス

「マリッジ・ストーリー」

昨年のアメリカ映画。NETFLIX制作ということで、日本では昨年12月の配信の前の11月下旬から劇場公開された。ニューヨークに住む夫婦の離婚の話。女優のニコールと夫の舞台演出家のチャーリーは6歳の一人息子と暮らしていた。最近夫婦仲が冷め、様々な不満を持っていた。お互い協議離婚のつもりだったが、ニコールが故郷のロサンゼルスに息子と移ったことから弁護士を立てて争う羽目になり、円満にはいかなくなった。現代の悩めるアメリカの一面を抉った秀作。今年のアカデミー賞において6部門でノミネートされ、最優秀助演女優賞を獲得している。題名が痛々しい。評価 〇プラス

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