院長コラム

「暗数殺人」

2018年韓国映画。実際に起きた連続殺人事件を基にしたクライムサスペンス。7人を殺害したと告白するミステリアスな頭脳犯と偶然彼を知って興味を持ったうだつの上がらない刑事との真実を求めた攻防の様子を克明に見せている。殺人の立証はなかなか難しく、結果的には黒に近い灰色の判決が下ったが、、、。 評価 〇

「カムバック・トゥ・ハリウッド」

アメリカ映画の新作。ロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、モーガン・フリーマンというアカデミー賞受賞老男優3名が競演したコメディ。時は1970年代、二流映画プロデューサーが資金繰りに困って、映画を製作中に主演俳優が事故死すれば多額の保険金が下りることを知って、実際にそうしようとするが、、、。 肩の凝らないなかなかの映画だった。 評価 〇プラス

「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」

邦画の新作。題名が少し硬いがよくできた喜劇。金婚式を迎える老夫婦が主人公。それぞれ家庭で好きなことをして生活しているが、今後(老後?)のことを考える時期だと気づいていない。そんな時に「葬儀社」主催のセミナーで、題名の様にこれからどう生きるかを真摯に考えるようになる。。。前述したようにコメディなので面白く見せてくれ、笑いあり、涙ありの展開だった。評価 ◎ 今年上半期のベスト5確実だ。

「健さん」

2016年の邦画。亡くなった高倉 健の俳優として、また個人としての足跡を辿ったドキュメンタリー。「高倉健」を生涯演じている面と私人としての魅力的でシャイなところを見せてくれる。昨日の三船敏郎と共に国際的に評価された俳優だった。 評価 〇

「MIFUNE:THE LAST SAMIRAI]

2015年の邦画。稀代の映画スター:三船敏郎の生涯を描いたドキュメント。彼の映画人生を振り返っている。公私にわたってスタアだったことがよく解かった。評価 〇

「ザ・ゴールドフィンチ」

2019年のアメリカ映画。題名は鳥の名前で、それを描いた名画がこの映画のキーになっている。同名小説の映画化。爆破テロ事件に美術館で巻きこまれた、最愛の母を失った少年が辿る数奇な運命を描いたサスペンス映画。舞台もアメリカからイギリスへ。主人公の少年の成長と共に、盗作した名画の裏事情が判る。 評価 〇マイナス

「白雪姫~あなたが知らないグリム童話~」

2019年フランス映画。グリム童話の「白雪姫」をモチーフにした現代ドラマ。かつて美女として注目され続けてきた女性が、ある時若い女性と二股をかけている男性に恋をして嫉妬から彼女を殺そうとする、、、。リンゴでの毒殺も含めて様々な罠を掛けるがうまく行かない寓話。怖いイザベル・ユペールの魅力が一杯だった。評価 〇

「HOKUSAI」

2020年の邦画。丁度1年遅れの公開になる。葛飾北斎の人生を描いている。この題名は何? 副題として「北斎」と日本語が欲しかった。北斎の若い時と老年期との二つを描いてそれぞれ別の役者が演じている。それはそれでよいのだが、作品云々ではなく、彼の奇行癖でもなく、何が描きたかったかがよく解からなかった。残念。評価 〇

「クルエラ」

ディズニーの実写新作。上映する劇場が少ないことに驚いた。かつては1961年のアニメ「101匹わんちゃん」で悪役を演じたクルエラ(デ・ビル)を新しい解釈で見せてくれる。悪役が必ずしも「悪」ではないという風潮がある現在どうしてクルエラが誕生したのか? という内容で、1970年代のロンドンを舞台に描いている。二人のエマ(ストーンとトンプソン)の競演がニクイ。面白く観られた。評価 〇プラス

「レディ・マエストロ」

2018年のオランダ映画。実在した女性の指揮者アントニア・ブリコの半生を描いたドラマ。アントニアはオランダ系アメリカ人としてニューヨークで育ち、音楽家(のちに指揮者)を目指していた。彼女の生い立ち~養女だった~や女性への偏見が満ちていた1920年代、単身でヨーロッパで修業する。徐々に頭角を現して一部で認められるようになったが、それでも性差別の壁は大きかった。見所のあるスケールの大きな内容で今でも同様の問題が存在している。その意味でいま観るべき映画でもあった。 評価 ◎

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