院長コラム

「地獄の花園」

2021年の邦画。大企業に勤めるOL たちは昔ヤンキーで「番」を張っていた。今も職場の陰でそれを保っていた。彼女らの派閥抗争を軸に、新しく来たOLが波風を起こす という奇想天外なアクションコメディ。そこまで見せられるともう笑うしかない かな? 評価 〇

「とんび」

新作邦画。重松 清のベストセラー小説の映画化。備後市(という架空の町だが広島県のようだ)に住む不器用な男と息子の昭和37年から令和元年までの大河ドラマ。昭和の風景と人情が忘れかけていたノスタルジックさを思い出させてくれた。ただ2h19は少し長かった。広島県が舞台だが撮影がほとんど岡山県でされたのにはがっかりした。 評価 〇

「ヒトラーの贋札」

2007年のオーストリア&ドイツ映画。第80回アカデミー賞で外国語映画賞に輝いた映画。第2次世界大戦下のドイツにおいて、収容所でナチスがイギリスに経済的なダメージを与えるためにポンドの偽札作りに強制従事させられたユダヤ人技術者たちの苦悩を描いた力作。ナチスの非道ぶりと不屈の精神を持つ主人公たちに感服した。 評価 ◎

「愛のタリオ」

2014年の韓国映画。R15指定も納得。好みの男優チョン・イソンがイケメンながら身勝手な大学の教師でプレイボーイ役を演じている。田舎の純な娘の操を奪って捨てる。その数年後復讐されるストーリーだが、その間に彼は目を患って失明状態になる。それが糖尿病による黄斑変性症から果ては角膜の病気 と一転せずに結局手術で直ってしまう という私としては興ざめた展開にあきれてしまった。評価 〇マイナス

「Mr.ノーバディ」

2021年のアメリカ映画。『名のない男』という題名は過去にも何度かあった気がする。平凡な中年男が自宅に二人組の強盗が入ったことからバイオレンスの渦に巻き込まれてしまう。そしてその男の正体は?! 暴力の連鎖から隠された彼の素顔がわかる というシンプルなストーリーが実に面白かった。評価 〇プラス

「ブラック アンド ブルー」

2019年のアメリカ映画。題名は黒人と警官(の青い制服)の意味。若いアフリカ系の女性警官が主人公。彼女がパトロール中に同僚の警官たちの不正とギャングへの殺人を目撃したことから命の危険に遭う。汚職警官たちとギャングの双方から何とか逃れてを悪事を暴こうとする様を緊張感を持って見せている。評価 〇プラス

「裏アカ」

2021年の邦画。SNS全盛の社会で自分を見失うヒロインの葛藤を描いた問題作。アパレルの仕事をしている瀧内公美演じるOLは日々の仕事に疲れ、ある日SNSの裏アカウントに自らの下着姿を投稿してしまう。フォロワーが増える中でその一人の男性と会うことにするが、、、、。題名が現代的。日ごろのうっ憤をこのような形で晴らす輩もいるのかなあ? 瀧内の体を張った演技が凄い! 評価 〇プラス

「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」

2020年のアメリカ映画。大ヒットした「クワイエット・プレイス」の続編。音を立てると宇宙から侵略したエイリアンに襲われる世界になった地球。主人公の女性は赤ん坊を含む4名で安全な場所を求めていく。娘が聴覚障碍者というのがミソになっている。それにしてもエイリアンの不気味な姿は忘れられない。映画の後半は反撃に出る。評価 

「逃げた女」

2020年韓国映画。アート系の作品でベルリン国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を得ている。結婚5年目で初めて一人で旅をする女性の話。3人の女友達を訪ねて、それぞれが変化している様を淡々と描いている。題名が意味深で、主人公の女性の本性を表しているのか? 評価 〇

「ドライブ・マイ・カー」

昨年8月の封切りの後で一度紹介したが、この度アカデミー賞国際長編賞を獲得したことで7か月ぶりに2度目を観た。やはり3時間という時間は長いとも、十分必要とも感じた。いろいろな場所での広島ロケはやはり嬉しかった。アカデミー賞で作品賞を取った「コーダあいのうた」と同じく聾唖者がキーになっていた。編集でカットされたが、うちでのロケを思い出し、関わって良かった。しっかり「撮影協力」でクレジットされていた。評価 ◎

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