院長コラム

「私たちの偽装結婚」

 

2019年の韓国映画。題名のようにそれぞれの思惑から偽装結婚を謀った男女の結婚騒動の顛末。結婚が財産相続の条件とされた青年と親の結婚圧力から逃げたい女性が偽装結婚することにするが、様々な問題が次から次に起こるコメディ。気楽に見られた。評価 〇

「キングダム 2  遥かなる大地へ」

邦画の新作。3年前の続編。コミック原作のの映画実写版。紀元前3世紀中国で群雄割拠している中で大国:魏と戦う小国:秦の兵士たちの攻防を描いている。存亡の危機にある秦を助けて、主人公の信は仲間たちと大胆に敵を攻める。CGを駆使しているが、大勢の人馬を用いた戦いは迫力があった。次の「3」が楽しみだ。評価 〇プラス

「冬薔薇」

新作邦画。題名は『ふゆそうび』と読んで冬に咲くバラを指している。横須賀で自堕落に生きてきた青年と彼を取り巻く家族や親戚、そして友人たちを描いている。脇の俳優が皆見事。監督もストーリーテラーで映画にずっと引き込まれたが、「チンピラが堅気になる夢をみたが結局駄目だった」という内容なので共感できなかった。劇中で従兄弟の父が「(元教師だった息子が辞めさせられたのは)生徒に手を挙げたのではなくて、手を出したから」という言葉が衝撃だった。評価 〇

「エルヴィス」

新作洋画。我々の時代ではこのタイトルからエルヴィス・プレスリーのことだとわかる。しかし彼の死後45年経っているのでアメリカ人や音楽関係者ならいざ知らず60歳以下の多くの日本人には誰のことかわからないかもしれない。彼の辣腕で悪徳マネージャーだったトム・パーカー大佐の眼を通してみたE・プレスリーを外連味なく見せていた。2h39はチト長かったが、もっと歌声を聞きたかった気もした。評価 〇プラス

「すべてが変わった日」

2020年のアメリカ映画。老夫婦(ケヴィン・コスナーとダイアン・レーン 懐かしい!)の長男が急死したところから物語は始まる。その亡き息子の妻が男子(孫)を連れて再婚するが、その先で暴力を受けていることを知る。元嫁と孫を取り戻そうと二人は遠い先まで救出にいくが、、、、。銃を普通に持っている世界ならではの展開で、どうしようもないがまあ未来は見えてくるか。 評価 〇

「テラビシアにかける橋」

2007年のアメリカ映画。同名の児童文学の映画化でずっと観たかった作品だ。孤独な少年ジェスが転校生の女の子レスリーと知り合い、意気投合して二人で夢の国「テラビシア」で友情を育み成長していく様を描いたファンタジー作品。ただ後半レスリーが不慮の事故で死んじゃうのには驚いた。評価 〇

「かそけきサンカヨウ」

2021年の邦画。注目の今泉力哉監督の新作。同名の短編小説の映画化。父の再婚により新しい母と4歳の少女と家族になった女子高校生が主人公。家族内での葛藤や同級生とのほのかな愛情などで揺れながら成長していく様を描いた青春ドラマ。今泉監督らしい繊細なタッチに好感が持てた。 評価 〇プラス

「少年の君」

2019年の中国映画。いじめや受験戦争などの中国での社会問題を背景に、孤独で真面目な女子高生と不良少年の交流を痛烈なタッチで描いた青春映画。第93回アカデミー賞において、国際長編映画賞にノミネートされた秀作。本当に日本でもどこの国でもありうるシチュエーションだが、中国を舞台にしたのは目新しかった。評価 〇プラス

「恋する寄生虫」

2021年の邦画。変わった題名だが、同名の小説の映画化。恋に落ちるのは寄生虫の仕業という異色の設定で描くファンタジックなラブストーリー。潔癖症の青年が高校女子とつきあうことになっての様々なトラブルと恋愛を見せてくれた。どうも設定が?なために最後までノレなかった。残念。 評価 〇マイナス

 

「レミニセンス」

昨年のアメリカ映画。近未来のSF サスペンスドラマ。検察からの依頼を受けた記憶潜入エージェント(ヒュー・ジャックマン)が主役。いつもの仕事でギャングの記憶の深層に潜入した彼は、ギャング団の正体をあばこうとするが、その時にある女性の存在を知って悩む、、、。この映画の想定についていけない自分がいて、それ以上の感想は難しかった。評価 〇マイナス

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