院長コラム

「冬薔薇」

新作邦画。題名は『ふゆそうび』と読んで冬に咲くバラを指している。横須賀で自堕落に生きてきた青年と彼を取り巻く家族や親戚、そして友人たちを描いている。脇の俳優が皆見事。監督もストーリーテラーで映画にずっと引き込まれたが、「チンピラが堅気になる夢をみたが結局駄目だった」という内容なので共感できなかった。劇中で従兄弟の父が「(元教師だった息子が辞めさせられたのは)生徒に手を挙げたのではなくて、手を出したから」という言葉が衝撃だった。評価 〇

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