院長コラム

「ミッドウェイ」

アメリカ映画の新作。中国資本も入っている。我々の世代ではよく知っている第2次世界大戦下での海戦。1941年12月の「太平洋戦争」開戦から半年後の1942年6月、真珠湾攻撃で優位に立っていた日本海軍とアメリカのニミッツ大将率いるアメリカ軍との「ミッドウェイ海戦」3日間の激戦を描いている。日本人としては忸怩たるものがあったが、映画としては迫力満点で面白かった。情報収集能力の差が出た。 評価 〇プラス

「ナチュラル」

1984年のアメリカ映画。かつて劇場で観ているが、最近自宅で見た。かつて観た内容を半分は覚えていた。1930年代のアメリカ、大リーグの野球選手の話。10代の時に投手として将来を嘱望されていた男がアクシデントから姿を消した。そして16年後、35歳の新人選手として再び大リーグに打者としてチャレンジする。主役は最近引退を表明したロバート・レッドフォード。懐かしかった。 評価 〇プラス

「オフィシャル・シークレット」

実話に基づくイギリス映画。2003年イラク開戦前夜、アメリカとイギリス両政府を揺るがせた告発記事。その記事はイギリスの女性諜報職員からのリークだった。彼女は何ら政治的な意味はなく、政府の嘘による戦争の開始に反発したことからの行動だった。しかし、政府ではこのトップシークレットの漏洩に対してあらゆる処置を検討していた。告発者VS政府のポリティカル・サスペンスが描かれている。彼女の夫が難民申請しているクルド系トルコ人だったというのもキーになっていた。17年前の事実に歴史的な制裁はどう下されるのか? 興味深かった。 評価 ◎

「アナと世界の終わり」

2017年イギリス映画で、いわゆるゾンビもの。田舎町の高校生アナは登校の際ゾンビらしき者に逢う。さらにクリスマスが近い夜ゾンビたちの襲来に遭い、学校内で仲間たちと立ち向かうというストーリー。決してホラー映画ではなくミュージカル仕立てにしているのがユニークで、興味深く見られた。 評価 〇プラス

「億男」

昨年の邦画。ついていなかった男(佐藤 健)が偶然手に入れた宝くじで3億円を当てる。その使い道をかつての親友(高橋一生)に相談に行った翌日 そのお金がなくなっていた。つてを求めて親友の行方を捜していくうちに多くの金持ちの人々と出会い、「金とは何だ」と考えるようになるという不思議なストーリー。良い意味で予想を裏切られた展開になった。 評価 〇プラス

「宇宙でいちばんあかるい屋根」

邦画の新作。題名から何かファンタジーな感じをうけるが、その通りだった。主人公の14歳の悩める多感な少女が体験するある夏のひと時。不思議な老婆との出会いが彼女の気持ちを解放する、、、というストーリー。何も考えずに観るとよい。老婆役の桃井かおりさんは10代の時から見ているので、その分思い入れが大きかった。評価 〇

「幸せへのまわり道」

2019年アメリカ映画。トム・ハンクスが今年のアカデミー賞授賞式において助演男優賞候補になっていたが、映画を観るとやはり主役だろう。実在のテレビ司会者(子供向け番組)フレッド・ロジャース(T・ハンクス演じる)に関する記事を書くために、彼にインタビューを申し込んだ雑誌記者ロイドとその家族の関係を描いている。いろいろと公私にわたって問題の多いロイドがロジャースとの出会いによって癒されていく過程を丁寧に綴っている。途中退屈になったが、筋は通っていた。 評価 〇

「ベラのワンダフルホーム」

2019年のアメリカ映画。「ベラ」は雌犬の名前。元々野良犬だったベラが飼い主の少年と離れ離れになってしまうが、600km以上も離れた彼のもとに帰るまでの冒険の旅を描いている。かつてはディズニーのプログラムでよく作られたテーマだが、いつも素晴らしく感じてしまう。評価 〇

「ソアレ」

邦画の新作。小泉今日子がパートナーと制作をしているのが話題になっている。内容は今の若者の暴走(?)の話。和歌山を舞台に、役者を目指している男と老人施設で働く女性があることをきっかけに逃亡する3か月を描いている。退屈ではなかったが私にはsamethingがなかったなあ。 評価 〇

「守護教師」

2018年韓国映画。題名で何となく想像できるストーリー。女子高校生失踪事件の顛末を描くサスペンス。元ボクシングのチャンピオンが地方の高校の体育教師として赴任する。主役は私がファンであるマ・ドンソク。女子高校生の失踪と妻の拉致被害が偶然重なり、妻を救出すべく単独で事件の解明にあたる。問答無用に面白かった。評価 〇プラス。

 

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