院長コラム

「マイ・ブックショップ」

2017年のイギリス映画。1959年のイギリスの海辺の小さな町が舞台。ここで「本屋」を始めた戦争未亡人が町の有力者の妻の圧力で町を去るまでを抒情的に映したドラマ。結局権力に屈したことになり、後味はよくなかった。評価 〇

「ヴィクトリア女王 最期の秘密」

なかなかの邦題だ。1887年イギリスのヴィクトリア女王の即位50周年の記念式の際に、当時支配下にあったインドから青年が訪れる。彼を気に入った女王は身近において、何かと相手をさせる。しかし、側近たちはそれをよく思わない。映画では当時の事情と女王の偏見のない純粋さをみせてくれる。実話に基づく話ということで興味深かったが、逆に想定内の展開でもあった。 評価 〇

「中島みゆき『夜会工場VOL.2』劇場版

題名のとおり1989年からほぼ毎年公演している『夜会」の舞台の中から過去の名場面を綴ったダイジェスト・コンサート。すべて中島みゆきによる音楽で満たされていた。但し、歌っているのは半分は別の出演者だった。コアなファンのための作品ともいえよう。 評価 〇プラス

「アベンジャーズ/ エンドゲーム」

待ちに待った新作で最終章。日米いや全世界同時公開。時差の関係で日本が最初に観られた! 広島でも『シネコン』すべてで封切られた。しかも夜の回はどこも20:30スタートだった。私は『バルト11』で観たが、これほど外国人が集って一緒に観たのは初めて、この回はほぼ満員だった。これまでのマーベルコミックス映画の集大成的で多くのキャラクターが見られて、それだけで満足だった。3時間を超える上映時間でも飽きさせなかった。評価〇プラス

「ゆれる人魚」

2015年のポーランド映画。アンデルセンの『人魚姫』をモチーフにしているが、ローレライ伝説のサイレーンの正体も加わっている。陸に上がった人魚の姉妹がその美貌と歌の魅力で人々を魅了する。姉はバンドの青年と恋に落ちる。妹は人肉を食べる本性が再び目覚める。全く洗練されてない粗野なストーリーで演出もB級だが、妙に気になる作り方だった。 評価 〇

「家族のレシピ」

高崎市でラーメン店を営んでいた青年が父の死をきっかけに、料理と自分のルーツを求めてシンガポールに行く。そこで亡き母の家族に会う。ストーリーはベタだが、料理の多彩さとおいしそうさが一番の目の保養になった。評価 〇プラス

「ハンターキラー 潜航せよ」

邦題だけではどんな映画かわからない。但し潜水艦かな? と推測できる。ロシア国防省の長官一味のクーデターにより、ロシア大統領が拘束され、第3次世界大戦が触発されようとする。そんな時にスパイ衛星で見張っていたアメリカ軍が事情を察知して大統領を奪還すべく、特殊部隊と原子力潜水艦をロシアに向かわせる というサスペンス・アクション。映画で描かれる「正義」を感じながら政治の世界も垣間見られた。満足だった。 評価 ◎

「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」

ご存じマーベルコミックスのヒーローたちが集合して、宇宙の巨大な敵と戦う昨年公開されたアメリカ映画。この4月26日からその続編というか完結編が封切られる。その前の予習として改めて見た。ムーーン早く完結編が観ないなあ。 評価 ◎

「ホース・ソルジャー」

昨年公開のアメリカ映画。題名から「馬に乗っている戦士」を想像するが、果たしてその通りだった。あの「9.11」直後アメリカではその愛国心からタリバンが潜伏する拠点のアフガニスタンの山岳地帯に12名の米軍精鋭部隊を送り込んだ。その彼らの決死の活躍を描いている。実話を基にしているとか。でもやはり戦争は悲惨でいやだな。評価 〇プラス

「エイリアンVSプレデター」

2004年のアメリカ映画。かつて劇場でも自宅でも見たが、またWOWOWで放送されたので見た。どちらも怖くて見たくないのに妙に惹きつけられるキャラクターだ。その両者が地球で闘うとは! なんということか。人類は全く無力なところ(でも何とか知恵で抵抗できる)がよい。好みです。評価 ◎

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