2023年06月

「モリーズ・ゲーム」

2017年のアメリカ映画。実在の主人公モリ―・ブルームの半生を綴った映画。怪我でモーグル選手の道を断たれた主人公は、縁あってポーカークラブの運営を手伝うようになる。そして、独立してセレブ専用の違法すれすれのカードギャンブルを主宰する。隆盛を極めるが、やはり長くは続かなかった、、、。主人公を演じたジェシカ・チャスティンの魅力に圧倒された。5月12日に紹介した「女神の見えざる手」と共に彼女のトップの演技だろう。但し、オスカー主演女優賞は2021年別の映画で獲得している。評価 〇プラス

「人生の特等席」

2012年のアメリカ映画。クリント・イーストウッド主演で監督はしていない。野球メジャーリーグの老スカウトマンとその娘の話。お互いに気まずく不器用に生きてきた。父の老いを知って、スカウトの旅に同行することに。親子の絆を再認識するようになるロードムービー的な家族ドラマ。娘役のエイミー・アダムズも良い味を出していた。好みです。 評価 ◎

「神々の山嶺(いただき)」

2021年フランス映画。日本のコミックのアニメ映画化。100年前に人類初のエベレスト登頂に挑んだ登山家の成否の謎を追ってネパールに行った主人公の行動を描いている。アニメでもやはり登山家たちの気持ちは解らなかった。評価 〇マイナス

「バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー」

2021年のフランス映画。邦題が語っているように、ハリウッドのアメコミ映画をモチーフにしたパロディアクション映画。撮影現場の事故で記憶を失くした俳優が、そのコステュームを見て自分はスーパーヒーローだと思い込んだことから起きる大騒動を描いている。笑いと下ネタ満載で、この手のコメディとしてはよくできていて、期待以上に楽しめた。評価 

「アフターサン」

新作のイギリス=アメリカ映画。海外で高く評価されている。20年前のビデオテープに残る11歳の少女とその若い父とのひと夏の想い出を綴っている。主人公の女性が過去を振り返って、離婚した父と二人でトルコの小さなリゾート地で過ごした夏を見せてくれる。何もなかった二人の時間を見せているだけで、当時を振り返って大人になった女性(この映画の脚本と監督をしている)の気持ちは解らなかった。残念。題名は『アフターサンクリーム』すなわち日焼け止めのクリームからきている。評価 〇マイナス

「劇場版 ラジエーションハウス」

テレビシリーズの映画化。この手の映画は予備知識がないと人間関係が解りにくいかもしれない。未知の感染症が発生した現場に居合わせた主人公の放射線技師(実は医師の免許も持っている)が仲間と共に、その原因を突き止め島民たちを救う というストーリー。テレビ版の延長で可もなく不可もなし。評価 〇マイナス

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