2023年05月

「マーベラス」

2021年アメリカ映画。凄腕の女性暗殺者の復讐劇を描いたアクション作品。主人公は東洋系の女性(マギーQ)で、裏社会で有名なスナイパー。育ての親の黒人男性を殺され、その犯人を依頼した組織との壮絶な戦いに臨む。後半はサプライズもあったが、全般的に粗い出来だった。評価 〇

「せかいのおきく」

新作邦画。題名に違和感を覚えて鑑賞を始めた。江戸時代末期の江戸の場末の長屋が舞台。そこで暮らしている人々の中に武家の父娘がいた。その娘(黒木 華)が「おきく」。その彼女とし尿を扱っている若い百姓の両想いを描いている。ほとんどモノクロの映像に納得。89分とやや短い分物足りなさも残ったが、まずまずの内容で観終わると題名に違和感がなくなった。評価 〇プラス

「女神の見えざる手」

2016年アメリカ映画。2017年末に劇場で観て、私のベストテン第4位にランクした映画。久しぶりに自宅で見たが、あの時の緊張感を思い出した。アメリカの政界で敏腕ロビイストのヒロインが、銃所持規制法案を巡る熾烈な戦いに巻き込まれていく社会派サスペンス。主人公は規制法案に賛成の立場を取って、自らの法律違反も物ともせず主張していくその姿が立派だった。評価 ◎プラス

 

 

 

 

 

「Village  ヴィレッジ」

新作邦画。「村」を指す。ある集落を舞台に、限界集落、格差社会、若者の貧困そして環境問題などの社会の闇を扱ったヒューマンサスペンス。そこに住む青年が主人公で、彼の日々の生活を通じて様々な現代の問題をみせている。明るい内容ではないが、画面の引き込まれてしまうのは、この藤井道人監督の力量だろう。見ごたえがあった。評価 〇プラス

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