2022年05月

「私が熟れた季節」

2020年ブラジル映画。小学校の女性教師が主人公。彼女はプライデベートで多くの男性と肉体関係を持ちながらも満たされない気持ちで悶々としていた。それがある時哲学科の教授との出会いから真実の愛と向き合うようになる。心身ともに成熟した女性が精神と肉体を解放していく様を描いた官能ドラマ。珍しいブラジルの映画だが、人と人の関りはどこも同じだ。評価 〇

「茜色に焼かれる」

昨年の邦画で高い評価を受けている。主人公を尾野真千子が演じる。夫が不慮の事故で死んだ後、息子を育てるために昼はスーパーのバイト、夜はピンクキャバレーに勤めている。どちらでも様々な問題を抱えながらも子育てのために奮闘努力している彼女の姿に現代社会で生きる困難さを見せている。前向きな姿勢が素晴らしい。評価 〇プラス

「キャラクター」

昨年の邦画。若い未熟な漫画家の青年が主人公。彼は気が弱くて刺激的な描写が書けなくてイマイチ伸び悩んでいた。ある時一家殺人事件の現場と犯人を目撃する、それ以後残酷なシーンが描けるようになり人気漫画家になっていく。その後殺人犯がその漫画を真似て殺人を続けるようになり、自らも危険な状態になる、、、、。殺伐としたホラーまがいのサスペンス作品だが登場人物のキャラクターに凄さを感じた。  評価 〇プラス

「ローグ」

2020年アメリカ映画。題名は「群れ」という意味。アフリカを舞台に誘拐された知事の娘を救出を請け負った傭兵たちの活躍をシリアスに見せてくれる。テロ集団のアジトから一応助け出したが、彼らの執拗な追跡と逃げ込んだ村にいた凶暴なライオンとの双方に命を狙われながらのサバイバルドラマ。とにかく疲れる展開だった。主人公の傭兵の長が女性というのがユニークだ。 評価 〇

「シン・ウルトラマン」

新作の邦画。封切りの日に期待して観に行った。かなりの観客で男の親子連れもいた。かつてのテレビシリーズでの怪獣や宇宙人も登場するが、筋立てが中途半端で面白くなかった。残念の一言だ。評価 2/5

「死刑にいたる病」

新作邦画。ミステリー作家:櫛木理宇の原作を映画化。少年少女24名を殺害した容疑で死刑が確定されている死刑囚が最後の殺人だけは冤罪だと訴え、それを聞いたかつての知人の大学生が、その真相を調べる という筋立てで、観るものすべてが翻弄される驚きのサイコサスペンス。流れに従って映画を観てしまう。結局サイコパスの恐ろしさが言いたかったのか?! 評価 〇

「夕霧花園」

2019年マレーシア=イギリス映画。1940年代の日本軍のマレーシア進攻に対して、かの地での非道な行いを戦後訴え続けたマレーシア女性の告発と、その時代一般の日本人との愛の行方を描いた歴史ロマンス。1950年代と1980年代の二人も追っていて壮大なスケールになっている。日本からは阿部 寛が参加していた。評価 〇

「共謀家族」

2019年中国映画。凄い題名だ。エリートのドラ息子に暴行された女子高生とその母親がはずみで彼を殺してしまう。その娘と母を警察から守るために父親は綿密な計画を立てる。一方息子の失踪に疑問を持った警察署長の母と政治家の父は執拗にその一家を問い詰める、、、。両者の知恵比べがサスペンスを盛り上げている。評価 ◎

 

「インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者」

2018年のイタリア映画。この題名何とかならなかったのか? 下手な英語を使っているし、その後の副題名も直訳だがこの映画を正しく表してはいなかった。いまテレビで同名の連続ドラマをしているし、かつて同じような題名の映画もあった。この映画の内容は愛人殺害の容疑をかけられた実業家が、無罪請負人を名乗る弁護士に逢う。そこには裏の裏の事情があった! 予想を超えた展開で非常に面白かった。評価 ◎

「ドクターストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス」

マーベルコミックスのヒーローもの。第2作目。副題名のように「狂気のマルチバース」で今の世界とは違う世界での互いに生きるための戦いをみせている。CG満載で筋立などどうでもいい感じになっている。個人的にはスカーレット・ウィッチのファンなので、彼女が見られるだけで満足した。評価 〇

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