2022年01月

「ハウス・オブ・グッチ」

洋画の新作。「グッチの家」そうあの有名ブランドの一つ『グッチ家』の栄光と衰退を描いた事実に基づいた作品。巨匠リドリー・スコット監督がプロデュースも兼ねていて、出演者もレディ・ガガやアル・パチーノらを揃えている。が、ストーリー自体興味がないうえに平坦で凡庸だった。突っ込みどころ満載で得るところもなかった。2h38も長すぎだ。評価 〇マイナス

「クライ・マッチョ」

クリント・イーストウッド監督&主演の新作。監督デビュー50周年で40本目の映画となる。御年91歳! 凄いことだ。小品のこの映画がいま劇場で観られて幸せ の気持ちしかない。題名を日本語に訳すと[コケコッコー」。(観終わると納得できるだろう)評価 ◎

「ブレイブー群青戦記ー」

昨年劇場公開された邦画。漫画の実写版・高校ごと戦国時代にタイムスリップした高校生たちがそれぞれのクラブ活動で習得した特技?を駆使して生き残ろうとする集団サバイバル映画。でも多くの犠牲者が出たのは辛かった。またそのことで歴史も変わったかな? 評価 〇

「天才ヴァイオリニストと消えた旋律」

新作洋画。邦題でどのような内容かがわかるのは良いが、観終わると原題の”The Song of Names”がピッタリくる。二人の男性の1939年頃の9歳、1951年の21歳、そして1986年の56歳の3つの時代を描いている。それが画面では入り乱れるがゴチャゴチャにならないのは編集&演出の力だろう。ユダヤ人たちの長い迫害の歴史の一端を垣間見た。凄い作品だ。評価  ◎

「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」

新作。トム・ホランドが3代目のスパイダーマンに扮しての3作目。今回は前回の続きで、悪を倒したがその彼が死の間際にスパイダーマンの正体を世界に暴露したことから起こる混乱を描いている。その修復をドクター・ストレンジに頼んだことから予期せぬ事態が起こる、、、、。発想がユニークで様々なアイディアもある。世界的に超大ヒットを記録している。しかし、私には辛かった。評価 〇

 

「くれなずめ」

2021年の邦画。題名は「暮れなずむ」から派生した造語。6人の男を中心に高校生時代とその後のいまを語った青春哀歌。友人の結婚式で再会した6名。一人は1級上だったが、学生時代はみな「帰宅部」でクラブ活動もせずにダラダラと時間を使っていた。その時の想い出を淡々と綴っている。そのうちにその先輩が亡くなっていることを画面から感じるようになる、、、。舞台劇の映画化で、笑った後に残る淋しさが何とも言えない感情を沸き起こす。 評価 〇

「再会の夏」

2018年のフランス映画。第1次世界大戦の英雄がある事件で捕まる。その動機を調べるうちに彼の勇気と愛のある行動が浮かび上がる  というヒューマンミステリー。田舎に残した愛妻と戦場で共に戦った愛犬が彼を支えていた。 評価 〇

「ザ・スイッチ」

2020年のアメリカ映画。殺人鬼の大男と女子高校生の体が入れ替わるホラー・コメディ。前半の殺人シーンは凄く酷い。ハイスクールの暗い性格の女子が殺人者になってからは比較的笑える展開になる。そのギャップが今らしい。また少ない友人たちとの友情も悪くなかった。評価 〇プラス

「食われる家族」

2020年の韓国映画。凄い題名だ、世界的にも有名な小説家:ソン・ウォンビョンが自ら原作・脚本と監督をした映画。ひき逃げされて妻を亡くした男の前に25年前に行方不明になった妹が出現することから起こる家族の危機を描いたサスペンス。妹は本物か? その意図は? などなど疑問が沸きながら話は進む。過激な思想を持つ新興宗教が絡んでいた。 〇プラス

「マーメイド・イン・パリ」

2020年のフランス映画。題名のようにフランスのパリで人魚と出会い、恋をした男を描いている。従来のそれと違ったところはその人魚は身内を人間に殺された最期の一人で人間を敵にしていたという前提で、それでも人間の男の優しさに惹かれた。ファンタジックながらどぎついところもあり、いかにも現代的でしかもエスプリに満ちた映画だった。 評価 〇プラス

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