院長コラム

「仮面ライダー 平成ジェネレーションズFOREVER」

題名のように平成の30年間に登場した20名の仮面ライダーが総出で活躍する作品。孫と行ったが、思い入れのない者にとってはどうってことのない少し難解な内容だった。100分という上映時間も子どもには長いのでは。  評価2/5 △

「影の車」

1970年(昭和45年)の松竹映画。広島市映像文化ライブラリーで観た。原作:松本清張、脚本:橋本 忍 監督:野村芳太郎 で当時の一流達が集っての映画。内容は「因果応報」で、主人公の旅行店の係長がふとしたことで、6歳の少年がいる保険業の未亡人といい仲になるが、、、。映画のタッチは古いが、その描く内容はいつでもあり得ることだ。そこに人間の「性」を見た。岩下志麻の美貌を感じた。評価3/5 〇プラス

「アリー スター誕生」

ド派手なシンガーのイメージしかないレディ・ガガが売れない音楽志望の女性を健気に演じているだけで満足。さらに彼女のオリジナルの歌を聴けるだけで大満足。スト―リーは過去に3度も映画化されたもの。まあ定番・鉄板の話。ショービジネスの世界も時代と共に変わっているが、それでも変わらないものもある。 評価33.5/5 ◎

「恋するシェフの最強レシピ」

2017年中国映画。金城 武主演。久しぶりに映画で見た、上海のホテルを舞台に、世界を架ける実業家で絶妙な舌を持つ青年と若い女性料理人の出会いと恋を描いた喜劇。肩の凝らない作品。料理のおいしそうなこと! これもこの映画の持ち味だった。2.5/5 〇

「アイ・トーニャ 史上最大のスキャンダル」

昨年のアメリカ映画。日本題名が長すぎで大袈裟すぎる。1994年アイススケート界を揺るがしたナンシー・ケリガン襲撃事件の加害者トーニャ・ハーディングの半生を追ったセミ・ドキュメンタリータッチの作品。もっと悲惨な状況を想像していたが、コメディタッチで気楽にみられた。評価3.5/5 ◎

「愛を綴る女」

2016年のフランス映画。俳優は主役の女優マリオン・コティヤール以外日本ではあまり知られていない。1950年代の南仏を舞台に、ちょっと変わっている主人公ガブリエルは気の進まない結婚をする。その後精神を病んで高原のサナトリウムで療養。そこで第2次世界大戦後のインドシナ事変で傷ついたエリートでイケメンの帰還兵と知り合うが、、、。その後の展開に深い愛や人生を感じた。単なるメロドラマになっていないのが素晴らしい。評価3/5 〇プラス

「ジュピターズ・ムーン」

2017年ハンガリー映画。現代を舞台にしたSFサスペンス。ヨーロッパの難民問題を背景に、不思議な能力が目覚めた青年と医療ミスを犯した中年医師の偶然の出会いとその後の二人の逃避行を描いている。若者の超能力シーンが素晴らしい。どうやって撮ったのかな? 底辺にキリスト教信仰があり、その分我々には理解しがたいかも。評価3.5/5 ◎

「犯人は生首に訊け」

2017年の韓国映画。凄い題名だ。中年の医師スンフンが故あって地方の町に移住する。そこで殺人事件が起こり、認知症の老人から犯行をほのめかす言葉を聞いたスンフンはその肉屋を家業にしている老人一家を調べるが、、、。思わぬストーリーに展開するサスペンス。韓国映画独特のドギツイシーンもあるが、何とか見られた。 評価3/5 〇プラス

「いろとりどりの親子」

2018年のアメリカ映画。原題は「Far from the Tree」で世界24か国で翻訳されたベストセラー とか。 6組の親子~子どもがダウン症、自閉症、低身長賞、それにゲイや殺人事件の加害者~のドキュメンタリー。それぞれ親(一般)とは異なる性質を抱えた子供に対しての親子の苦悩と絆、そして前向きな努力をみせてくれる。最後近くでは不覚にも涙してしまった。評価4/5 ◎プラス

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