院長コラム

「花腐し」

新作邦画。『はなくたし』と読む。男女の心中、それぞれの通夜の席から始まる。現在形はモノクロで、過去の経過はカラーでみせてくれる。心中した女(売れない女優)が20歳ころに付き合った男(柄本 佑)と 死ぬ間際の32歳まで同棲していた男(綾野 剛)が偶然知り合ってそれぞれ語りだす。そして最後に同じ女性だったことが判る という骨子で、ほろ苦い青春を見せてくれた。どぎついシーンもあるが、妙に心に残る映画だった。評価 〇プラス

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