院長コラム

「レディ・マエストロ」

2018年のオランダ映画。実在した女性の指揮者アントニア・ブリコの半生を描いたドラマ。アントニアはオランダ系アメリカ人としてニューヨークで育ち、音楽家(のちに指揮者)を目指していた。彼女の生い立ち~養女だった~や女性への偏見が満ちていた1920年代、単身でヨーロッパで修業する。徐々に頭角を現して一部で認められるようになったが、それでも性差別の壁は大きかった。見所のあるスケールの大きな内容で今でも同様の問題が存在している。その意味でいま観るべき映画でもあった。 評価 ◎

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