院長コラム

「ボクは坊さん。」

2015年の邦画。祖父の急死で寺の住職となった青年の実話の映画化。四国の寺で生まれ育って一応京都の寺で修業をした主人公であるが、同僚たちの中には修行を終えて他の道に進んでいった者もいる。そんな時急遽後継ぎになった伊藤淳史扮する主人公が、住職となって初めて知る僧侶の世界に戸惑いながらも成長していく様を描いていた。決して甘くない現実と人間の死という厳粛さを感じた。特に、寺の総代(イッセー尾形)とのエピソードには深いものがあった。 評価 〇プラス

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