2024年01月

「MEMORY メモリー」

2022年のアメリカ映画。一流の殺し屋が主人公。淡々と仕事をこなしてきたが、アルツハイマーに侵されていることが判る。引退を考えていた時に、子供の殺害依頼を拒否したことから人身売買組織が関係した陰謀に巻き込まれていく。最後は自分の命(死)を餌に組織をつぶす計画を立てる、、、。ハードな展開の中に人情も感じられた。 評価 〇

「PERFECT DAYS」

今年初めてのこのコラムになります。 昨年の最後と同じ「パーフェクト」がついた題名の映画から今年は始めます。

英語タイトルだが、日本映画といってもよいだろう。監督はヴィム・ヴェンダースで、日本を舞台にした日本語の映画。主人公は役所広司が演じる公衆トイレの清掃員。独身の中年男で、ほぼ毎日決まった行動をする淡々としたドラマ。時にはその日常に波風が起こるが、それでも静かに生きている様子が素晴らしかった。「木漏れ陽」がキーになっていた。カンヌ国際映画祭での主演男優賞にも納得!  評価 ◎

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