2021年04月

「パーム・スプリングス」

新作の洋画。「サンダンス映画祭」で絶賛された作品。永遠の”今日”を繰り返す男女二人のバカンス満載型ライムループ ラブコメディとのことだが、それだけではよくわからないと思う。妹の結婚式のためにパーム・スプリングスの砂漠の結婚式場に来たヒロインが、そこで場違いな格好をした青年に逢う。彼を追って砂漠に行くとタイムループに襲われ、二人が毎回目覚めると結婚式の朝に戻ってしまう  ということになってしまう。それから脱するためにあらゆることを二人は試すが、、、という奇想天外なストーリー。ハマる人はハマるだろうなあ。映画ならではの世界感ではある。 評価 〇マイナス

「ライフ・イットセルフ 未来に続く物語」

2018年アメリカ映画。ある事故をきっかけに世代も国籍も異なる二つの家族が数奇な運命に翻弄されていくストーリー。最初は何かわからない展開だった。ナレーションが入っているがそれがキーになっていく。最後まで見ると、アメリカのカップルとスペインの親子の偶然の関りが必然に思えてくる。文章では上手く表現できない というかまさに映画ならではの世界観に感動した。評価 ◎

「43年後のアイ・ラヴ・ユー」

2019年の洋画。邦題のように、かつて好きだった女性との43年後のめぐり逢いを描いた老人が主役の映画。記事で舞台女優がアルツハイマーになって施設に入ったことを知った元演劇評論家が、自ら同じ病気のふりをして彼女に逢いに行くストーリーだが、そこには主人公の男のこれまでの人生も反映されていた。同年代になって今後を考える意味では興味深く観られた。 評価 〇プラス

「ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像」

2018年フィンランド映画。作者不明の肖像画に目を奪われ、名画と確信した老美術商が孫と秘密裏に調査してオークションに臨む。人生最後の勝負に賭けるが、、、、。邦題がその骨子をよく伝えている。ラストは観てのお楽しみだが、北欧らしいムードが画面から感じられて余韻が残った。 評価 〇プラス

「グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~」

2019年の邦画。太宰 治の未完の遺作を基にした舞台劇の映画化。女性にモテる文芸編集長(大泉 洋)が偽の妻(小池栄子)を仕立てて、愛人たちに別れを告げることから起こる様々なドタバタをコメディタッチで描いている。監督が成島 出なので演出が手堅く、俳優もそれぞれ昭和20年代の風情を感じさせて好演していた。評価 〇プラス

「キング・オブ・シーヴズ」

2018年のイギリス映画。原題の通りの邦題だが、わからない。『泥棒たちの王様』という意味。2015年に実際におこった宝石店の貸金庫の250憶円ともいわれる強奪事件の顛末を扱った映画。老人たちが実行していたが、その後仲間割れのようなことも起きている。人間臭い犯罪映画になっていて、やはり宝石泥棒はその後が難しいことも見せていた。 評価 〇

「モンスターハンター」

洋画の新作で東宝も制作に加わっている。映画「バイオハザード」シリーズの監督と主演女優が再びコンビを組んだSFアクション。時空の乱れから砂漠にいた兵士が異次元の世界にワープする。そこで巨大な蜘蛛や蟻地獄、ドラゴンたちと戦う話。これもゲームからの映画でなんでもありだ。CGも凄い。評価 〇

「まともじゃないのは君も一緒」

新作邦画。いま注目の若手俳優成田 俊と清原果耶主演のラブコメディ といっても二人の恋愛ではない(?) コミュニケーション能力ゼロの予備校講師(成田)がある時ある女性に恋心を抱く。そこに通っている女子高校生(清原)が彼の恋愛指南をすることになることから生じる様々なアクシデントを軽妙に描いている。二人の達者な会話のテンポが素晴らしかった。 評価 ◎

「だれもが愛しいチャンピオン」

2018年スペイン映画。スペインのアカデミー賞であるゴヤ賞で3部門を受賞した感動作。知的障害者チームの指導をすることになった元プロバスケットコーチとメンバーたちの話。最初は彼らを馬鹿にしていたが、それぞれに抱える困難を越えてバスケットに励む彼らをみて、彼らとの絆を結ぼうとする。最後は障碍者のチャンピオンシップにおいて決勝戦に進む、、、。評価 ◎

「スーパーティーチャー 熱血格闘」

2018年中国映画。香港を舞台に教師となった元海兵隊員の主人公が問題の多い生徒たちに正面からぶつかっていき、高校自体を良い方向に導くというストーリー。カンフーアクションもあるが、総じて普通の出来だった。 評価 〇マイナス

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