院長コラム

「スープとイデオロギー」

2021年の日本映画。自伝的な劇映画「かぞくのくに」で高い評価をうけたヤン・ヨンヒ監督が、自身の母親にカメラを向けた3本目のドキュメンタリー映画。在日1世のヨンヒのオモニ(母)は、娘(ヨンヒ)の結婚相手のために特製のスープを作り歓迎する。また、自分の生い立ちとして済州島での事件のことを語る。それは1948年に起きた歴史的悲劇だった。そのためオモニたちは北朝鮮側についてきた。単なる家族の歴史を超えての生き方を見せてくれた。評価 ◎

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