院長コラム

「銀河鉄道の父」

新作邦画。宮沢賢治の父:政次郎を主人公にした作品で、題名のつけ方が実に良い。その父を役所広司が演じている。映画はその父の人生を描いたものだが、観た印象は、政次郎の父のボケとその葬式、娘トシ(賢治の妹)の結核発病からその死&葬式、そして賢治自身の発病とその死を扱っていて、それらが中心というか、それしか残らなかった。自分としては、やはり賢治の執筆活動や農民との共同作業などをもっと描いて欲しかった。 評価 〇マイナス

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