「スパイの妻」 今年のヴェネチア国際映画賞で銀獅子賞(監督賞)を黒沢 清監督が受賞したことで話題になっている。昭和15年の太平洋戦争前夜、神戸の貿易商が満州で軍部の恐ろしい実験を見たことから起こる、その夫婦の行動。全くのオリジナル脚本だが、実際にもありそうな事件だった。舞台劇的な演出と画面の色彩がその時代を感じさせるようだが、私には合わなかった。 評価 〇