院長コラム

「ペイン・アンド・グローリー」

2019年スペイン映画。全編スペイン語。原題も同じ。独特の感性と世界観で観客を魅了してきたペドロ・アルモドヴァル監督の新作。今回は母の死から4年、体調の悪さと相まって絶不調の当時の自分を表現した自伝的な内容。幼い時の母との生活を回顧し、それが50代の今の自分とどう結びついているかという内省的なストーリーで、前半のモヤモヤが最後に昇華されていくのが素晴らしかった。 評価 ◎

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