院長コラム

「暗殺のオペラ」

1970年のイタリア映画。’18年に亡くなったベルナルド・ベルトルッチ監督の長編第4作。1960年半ばのイタリアの地方の町が舞台。かつて反ファシズムを掲げて暗殺された地方の名士であった父親の死の真相を探るために20年後のその息子がその町を訪れる というストーリー。暑い夏の時期、記憶も定かでなくなっていたが、真相もまた不条理な混沌としたものだった。その後監督は名作「暗殺の森」「ラストタンゴ・イン・パリ」「1900年」そして「ラストエンペラー」を演出するのだが、その試金石ともいえる映画だった。 評価 〇

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