2024年04月

「オスカー・ピーターソン」

20世紀のジャズ界において不動の人気を誇った名ピアニスト:オスカー・ピーターソン(1925~2007)の生涯を綴ったドキュメンタリ―。改めて彼の偉大な足跡に触れてよかった。繊細で緻密なピアノタッチが懐かしい。人柄も温厚で素晴らしかった。 2020年のカナダ映画 評価 〇

「ある人形使い一家の肖像」

2023年のスイス=フランス映画。題名の通りの内容。伝統的な昔からの人形劇で生計を立てていた一家。ある時老いた父が亡くなる。残されたのは妻と成人している子供たち。その仕事を続けようとする娘たちと別の仕事を模索する息子たちが互いに苦労するストーリー。特には何もなかった。評価 〇マイナス

「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」

2023年の邦画。同名小説の映画化。大学の「ぬいぐるみサークル」を舞台に、人間関係やジェンダー関係に悩む若者たちの姿を通して、新しい時代の「優しさ」とは何か?を問っている。なかなか自分には解らない、そして入り込めない世界観だった。 評価 〇マイナス

「ちひろさん」

2023年の邦画。同名の漫画の実写化。海辺の小さな町を舞台に、弁当店で働く元風俗嬢(有村架純)が、その飾らない暖かい包容力で周囲の生き辛さを抱えた人々を癒してくれる。題名の女性の名前は主人公を表しているが、実は幼い時に彼女を助けてくれた女性の名前だった というのもミソだった。逃さないでよかった小品。評価 〇プラス

ページ上部へ