2023年07月

「辻占恋慕」

2022年の邦画。平成から令和に変わる時代を背景に、ほろ苦い恋愛ドラマを描いたマイナーな作品。無名の俳優が出演していて、その分リアリティがあった。売れないミュージシャンの男女が恋に落ち、支え合いながら互いの夢を追う。しかし時間が経って二人の間に埋まらない溝が生じていく。お互いのエゴと自由さと理想が今の世相を反映していた。 評価 〇プラス

「靴ひものロンド」

2020年のイタリア映画。小説「靴ひも」の映画化。1980年代のナポリを舞台に、崩壊した家族が年月を経て、再び絆を取り戻そうとする話。だが、観た印象はだいぶ違っていた。幼子が二人いる夫婦が、夫の浮気にも負けずにずっと生活を共にしてきた。その悶々とした日々を過ごした子供たちが成長した後で、両親のことを語る という感じだった。 評価 〇

「もっと超越した所へ。」

2022年の邦画。劇作家:根本宗子が脚本&演出した同名の舞台劇の映画化。ダメ男たちをひきつけてしまう4人の若い女性たちをそれぞれに見せてくれる。彼女たちは男に翻弄されながらも、幸せを求めて各自それぞれの道を模索していく。始めたバラバラに見えた4組のカップルだが、底では繋がっていて、最期はいかにも舞台劇(よい意味で)のようになっていて斬新だった。評価 〇プラス

「NOPE/ノープ」

2022年アメリカ映画。鬼才ジョーダン・ピール監督によるSFスリラー。南部の牧場を舞台に、そこを継いだ若い牧場主の頭上に得体のしれない雲が出現し、様々なことが起こる。それは宇宙から来たエイリアンによるもので、雲自体がUFOだった。話が直線的で予想以上の驚きはなかった。 評価 〇

「KAPPEI カッペイ」

2022年邦画。人気ギャグ漫画の実写映画。世間から隔離された島で育てられた剣闘士たち。常識のない男たちが町に出て様々なことを起こす喜劇。ムーンその世界にはなかなか入っていけなかった。評価 〇マイナス

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