2023年12月

「ザ・バンク 堕ちた巨像」

2009年のアメリカ映画。巨大国際銀行の不正を追及するインターポールの職員が主人公。嫌疑をかけて調査しているのはヨーロッパの巨大銀行。それを調査する彼を邪魔する者たち。証人が次々とスナイパーに殺害される。その犯人を捜しあてた時は、別の暗殺者たちに捜査員たちも狙われる。特にニューヨークのゲッテンハイム美術館での銃撃シーンは迫力満点で驚いた。結局ある程度まで追えても、トカゲのしっぽ斬りのように根絶はできない ということだ。 評価 ◎

「シング・フォー・ミー、ライル」

2022年のアメリカ映画。児童小説「ワニのライルのお話」をミュージカル仕立ての実写映画にした作品。奇跡の歌声を持つワニのライルが、歌を通じて孤独な少年と心を通わせていく感動の物語。幼いころを思い出した。 評価 〇

「ひみつのなっちゃん。」

2023年の邦画。おかまの「なっちゃん」が急死する。その秘密を隠しながらも、ドラッグクイーンの3人が、葬式に参列するために愛知まで辿る珍道中をコミカルとペーソスを交えて描いたロードムービー。人情劇でもあった。評価 〇

「首」

北野 武(ビートたけし)による新作。戦国時代を舞台に、我々もよく知っている戦国武将の攻防を見せてくれる。ビートたけしは羽柴秀吉を演じている。織田信長、明智光秀、徳川家康らのひととなり、行動や駆け引きを、史実と共に彼独特の解釈とブラックなユーモアで映像化している。特に荒木村重、曽呂利新左エ門と農民:茂助の3人が印象深かった。武将たちの首が飛ぶシーンは刺激的だった。評価 ◎

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