2023年08月

「線は、僕を描く」

2022年の邦画。水墨画に出逢った青年の心の成長を描いた青春映画。絵画展設定のアルバイトをしていた学生(横浜流星)が偶然、参加していた水墨画の巨匠(三浦友和)に声をかけられ弟子入りする。落ち着いたオーソドックスなストーリーで、気持ちよく観られた。何度かある水墨のパフォーマンスがカッコよかった。 評価 〇プラス

「トランスフォーマー ビースト覚醒」

新作のアメリカ映画。 このシリーズも7作目になり、今回からは新しい章になるとのこと。副題名のようにゴリラ,鷹、ピューマ、サイなどの動物の形をしたエイリアンが、従来の車型ロボットエイリアンたちと共同で、宇宙の巨大な敵に立ち向かう。ストーリー的にはどうでもよくなった感じだ。評価 〇

「ディナーラッシュ」

2000年のアメリカ映画。かつて劇場で観たことがあり、そのスタイリッシュさに感銘した記憶がある。大筋は知っていたが、やはりそれなりの面白さがあった。ニューヨークのイタリアンレストランを舞台にした群像劇。相棒を若手のギャングに殺された老いたオーナーや、息子でそのレストランの野心家のシェフとその従業員たち、そして様々な客たちが、おいしそうな食事と共に過ごす一夜を描いている。ラストの衝撃は忘れられない。 評価 ◎

「なまず」

2018年韓国映画。異色のラブストーリー。看護師の女性とその彼氏の周りで起こる奇妙な人間関係を、ポップでカラフルな映像にブラックユーモアを交えて描いたシュールな作品。韓国映画としては題名を含めて珍しかった。 評価 〇マイナス

「愛する人に伝える言葉」

2021年フランス映画。末期がんと診断された舞台監督の中年男性とその老いた母(カトリーヌ・ドヌーヴ)が、限られた時間の中で死と対峙する姿を描いた社会派ドラマ。最期の時まで日本とは異なる病院の対応が興味深かった。評価 〇

「グッバイ・クルエル・ワールド」

2022年邦画。クライムアクション作品。お互いに素性の知らない男たちが、ヤクザから大金を奪うが、、、。これに悪徳刑事も絡んで複雑な構図になる。でも結局ラストは想定内。日本では作りにくい話ではあるが、よく頑張ってはいた。評価 〇

「MEN 同じ顔の男たち」

2022年イギリス映画。副邦題がこの映画の特徴を表してはいるが、それがすべてではなかった。最近夫を自殺で亡くした女性が、その傷を癒すために一人でイギリスの地方の小さな村にやってくる。そこで起こるサスペンスホラー。周囲の男が同じ顔をしているようだが、題名がなければ気づかなかったかも、、。邦題が怖さを助長していた?! 評価 〇

「KINGDOM キングダム 運命の炎」

新作邦画。シリーズ第3作。交響曲に例えると第3楽章になる。終曲の前の段階か?  前半は「秦」の国王(吉沢 悠)が他国に幽閉されていて、脱出するまでを。後半は宿敵「趙」との戦いの前半を描いている。主人公の新(山崎賢人)の超人的な活躍ぶりと仲間との絆を見せてくれた。次がまた楽しみだ。  評価 〇

「クリーン ある殺し屋の献身」

2021年アメリカ映画。副題のような内容。元殺し屋の男が主人公。いまは足を洗って清掃員をしている。治安の悪い地域で静かに暮らしていたが、隣人の黒人の少女がトラブルに巻き込まれる。彼女を救うために単身ギャング組織に戦いを挑む というハードアクション。筋立ては相変わらずのよくあるパターン。評価 〇

「ビースト」

2022年アメリカ映画。題名のように「猛獣」はライオンのこと。南アフリカのサバンナで、凶暴な1匹の雄ライオンが人間たちを襲う。偶然そこを訪れた親子3人が遭遇して、熾烈な戦いが始まる。非常にシンプルな話で、それだから逆に怖さが増いてきた。評価 〇プラス

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