2022年06月

「はい。泳げません」

新作邦画。題名から喜劇なのかな?と想像した。冒頭は確かにダジャレ的ではあったが、次第に主人公の42歳の大学教師のトラウマが明かされるシリアスなドラマだった。水泳を習うことで、その喪失感から再生にむかう。但し脚本と演出がイマイチで。納得のいかない流れになってしまった。残念。 評価 〇マイナス

「デンジャラス・ガイズ」

2021年日本劇場未公開のアメリカ映画。重病で余命僅かになった囚人の女性アイダ。原題はその名前にちなんでいる。その母を刑務所から出すために様々な犯罪を繰り返す兄弟たちの話。このクライムアクションに対して同感はとてもできなかった。評価〇マイナス

「ライトハウス」

2019年のアメリカ映画。19世紀末アメリカの北東部の孤島に二人の灯台守が派遣される。ベテランと新米の二人は当初はそつなく業務をしていたが、4週間の任務の最後になって大嵐に見舞われ帰りの船が遅れたことから二人の関係が崩れ、険悪なムードになってしまう。密室の狂気を描いている。全編モノクロで時代冠を感じさせた。評価 〇

「東京リベンジャーズ」

2021年の邦画。漫画の実写版。SF青春アクション映画。殺された元彼女や友を救うために、10年前にタイムスリップして過去を変えようとする若者の話。今もろくな仕事についていない主人公だが10年前の高校生時代から半グレ集団に関わっていた。それを是正すべく奮闘努力する様を見せている。評価 〇

「FLEE フリー」

2021年のデンマークその他の作品。今年のアカデミー賞において①国際長編映画賞 ②長編ドキュメンタリー賞 ③長編アニメーション賞 の3部門に同時にノミネートされて話題になった。このようなジャンルの映画は初めてで、国際的にも高く評価されている。題名は『逃走』との意味。アフガニスタンに住むアミン少年の一家が戦争から逃れるために故郷を離れる。その後ロシアから様々な体験をしてデンマークに住むようになるまでの20年以上を見せている。アニメならではの特徴が活かされている。評価 〇

「オフィサー・アンド・スパイ」

2019年のフランス(その他)の封切り作品。フランスでは有名な軍隊でのスパイ容疑の事件 1894年の「ドレフュス事件」を事実に基づいて映画化している。根底にはユダヤ人への迫害や差別があり、同じくユダヤ系でアメリカを追われたロマン・ポランスキー88歳が監督したのが注目された。評価 〇

「太陽とボレロ」

新作邦画。俳優水谷 豊氏の3本目の監督作品。信州で18年間アマチュアのオーケストラを主宰していた女性(檀れい)が主人公。この厳しさで遂に解散を余儀なくされる。その知らせをうけて多くの団員に動揺が走る。そしてそのラストコンサートに向けて歩みだす、、、。2h13の長編になっているが、30分無駄なエピソードを省くとよい映画になっただろう。 評価 〇マイナス

劇場版「アンダードッグ」後編

2020年の邦画。昨日「前編」について書いた。主人公の森山未來が今度は彼に憧れていた若者(北村匠海)と戦う。これまた壮絶な男の闘いが見られる。臨場感あふれるボクシングシーンに心が熱くなった。ボクシングの持つ依存度を感じた。評価 〇プラス

劇場版「アンダードッグ」前編

2020年の邦画。3人のボクサーの生き様を描く長編映画の前編。かつて日本タイトル戦をしたボクサーとしては高年齢の男(森山未來)が今は”かませ犬”としてリングに上っている。ある時テレビ番組でお笑い芸人(勝地 涼)がプロのボクサーと試合をする企画に乗らされその相手をすることになる。エキシビジョンとしてのものだったが、お互いマジに試合をするようになる、、、。迫力あるボクシングの試合についつい熱くなった。評価 〇プラス

「コンティニュー」

2020年のアメリカ映画。タイムループを題材にしたSFアクションコメディ。朝目覚めて多くの暗殺者に殺されて翌朝また目覚めて同様のことを繰り返している男が主人公。日々少しずつ相手の襲撃がわかって対処方法(生き延びる術)を体得しているうちに謎のループの裏に隠されていることを知る、、、。幾分しつこい映像に辟易しながらも何とか見られた。ラストは?? 失速気味だ。評価 〇マイナス

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