院長コラム

「ザ・ビースト」

2019年アメリカ映画。オスカー俳優だがいまやB級映画の雄:ニコラス・ケイジ主演。彼は密漁で猛獣を捉えて運んで売るハンター。ジャガーなどの動物を貨物船で運搬していたが、その船に凶悪犯を護送する一団もいた。その彼が檻から脱出して猛獣たちを放して船内をパニックにする、、、、。まあ想定内のストーリー。評価 〇マイナス

「アップグレード」

2019年アメリカ映画。原題も同じ。AIが管理する近未来において、人も車もその例外ではなかった。ある時企業の社長夫婦が車で帰宅中に複数の男たちに襲われ、妻が殺害される。夫は犯人たちを独自に調べているうちに、AIがすべて仕組んだことが判る というサスペンスアクション映画。B級作品としてはよくできていた。評価 〇プラス

「竜とそばかすの姫」

定評のある細田 守監督の新作アニメ作品。四国の辺鄙なところに住んでいる女子高校生が主人公。彼女が多くの人々と同様に携帯電話を使って仮想現実の世界Uに参加して、別のキャラクターとして、その歌と歌声で多くのファン(フォロアー)を獲得する。そのUの世界に邪悪な(?)竜が出現する。竜は一体何者か? 現実と仮想の世界との両方で悩む主人公とそれを助ける人々の交流が身に染みた。 評価 〇

「秘密への招待状」

2019年アメリカ映画。インドでボランティアとして貧しい子供たちのために尽力していたアメリカ女性がその資金援助のために母国に呼ばれる。そこで昔の恋人や起業家のその妻、そして20歳の娘の結婚式に呼ばれるという不可解さからの人間模様を淡々と描いてある。そしてその裏の事情を知った時に深い慈愛を感じた。名女優二人の競演が見事。広島では僅か1週間 1日1回の上映だったが、見逃さないで良かった。評価〇プラス

「ディヴァイン・フューリー/使者」

2019年韓国映画。総合格闘技のチャンピオン:ヨンフがアメリカでの試合で相手をコテンパンに倒すところから映画は始まる。その帰り右手に突然出来たアザをきっかけに悪魔退治(エクソシスト)をしてい神父と出会う。ヨンフは幼い時に神に見捨てられ父が死んだ と思っていたが、そうではなくて神父と共に韓国に根を張ってきた悪魔と戦うことになる。超自然界での抗争でCGを駆使していた。評価 〇プラス

「プロミシング・ヤング・ウーマン」

今年のアカデミー賞において5部門でノミネート、オリジナル脚本賞をゲットしたアメリカ映画。どのような内容か知らずに観たが、想像を超えた展開になって面白かった。題名は『将来を約束された前途有望な若い女性』という意味だが現実は、、、。主役のキャリー・マリガンの演技にも感服した。評価 ◎

「SEOBOK/ ソボク」

韓国映画の新作。永遠の命を持つクローンの青年ソボクと彼を守ることになった元情報局員の運命を描いたSFサスペンスアクション。危機的な状況下で徐々に二人の心の交流が起こるが、、、、。無茶な設定でもアメリカ映画と同様にそれを看破させるパワーを持っていた。アクションも凄いし心に響くものもあった。観て損のない映画だ。評価 ◎

「ヒットマン エージェント・ジュン」

2020年韓国映画。題名からどのような内容かは想像できるが、アクションだけでなくコメディ要素を含んだエンタメ作品になっている。幼い時に政府のスパイとして育てられた主人公は、また漫画家になる夢を持っていた。何とか足抜けして漫画家として細々と市井で生きていたが、ある時酔って暗殺者だった過去の秘密を漫画にしてネットで公開したことから起こるトラブルを描いている。 評価 〇プラス

「ルドルフとイッパイアッテナ」

2016年の邦画アニメ映画。この題名の絵本は知っていたが、どのような話なのか初めてわかった。3D映像も綺麗で万人が納得するような猫たちの話だった。夢もあるし現実の厳しさも感じるよい作品だ。評価 ◎

「アメリカン・ユートピア」

2020年のアメリカ映画。音楽ライヴのドキュメント。同名のタイトルのCDアルバムがあり、それを制作したミュージシャン;デヴィッド・バーンがワールドツアーの後、ブロードウェイで新しいショー形式にしたライヴの模様を見せている。予備知識なしで観に行ったが、次第に魅せられてしまった。 評価 〇プラス

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