2025年07月

「名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊」

2023年のアメリカ映画。このシリーズも3作目。有名なポアロシリーズの映画化は何作になるのだろうか? テレビシリーズが今でも放送されている。

イタリア ベニス(ベネチア)を舞台に戦後のドサクサ期、ある降霊会で起こった不可解な殺人事件の謎に挑む。歴史ある建物や運河は見どころがあるが、内容はどうもいただけなかった。残念。評価 △

 

「ELYAS ザ・ボディーガード」

2024年フランス映画。日本劇場未公開。題名のように元特殊部隊のエライアスが主人公。アフガンで心に傷を受けた彼が、いまはボディーガードの仕事についている。ある時VIPの娘が誘拐され、彼女を奪還するように命じらる。ノンストップアクション映画で、エライアスは本当に少女だけを身をもって守る役目をしていた。ハードなストーリーだった。評価 〇プラス

「Back to Black エイミーのすべて」

2024年のイギリス映画。昨日紹介した夭折した女性歌手エイミー・ワインハウスの半生を描いた作品。イギリス本国ではいかに彼女が有名でかつ愛されていたかがよくわかる。実際の様子を実にうまくまとめた映画になっているが、やはり名声に押しつぶされ、マスコミの追い回された彼女が、酒とドラッグに走る様には辛いものがあった。評価 〇プラス

「AMY エイミー」

2015年のイギリス映画。2011年に27歳の若さで死んだ歌手 エイミー・ワインハウスの波乱に満ちた生涯と知られざる素顔を追ったドキュメンタリー映画。第88回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を獲得している。エイミーのことはほとんど日本では知られてなかった歌手だが、天才的に歌は上手かったことが解る。またご多分にもれず、名声と巨額の報酬と反比例して、孤独に耐え切れずに酒とドラッグに走ったという人間的な弱さもみせていた。 評価 〇

「Love song」

2023年の邦画。英語のタイトルとは裏腹に、ハードボイルドなアクション映画。横浜を舞台に、暴力団に殺されたマネージャーのために、復讐をする女性シンガーを描いている。評価 〇

「サバカン SABAKAN」

2022年の邦画。変わった題名だが、「サバの缶詰」がキーになっている。1980年代の長崎を舞台に、二人の小5の少年の交流 特に「ひと夏の冒険」をノスタルジックに描いている。ほろ苦くも懐かしい想い出が、だれにもあるようだ。 評価 ◎

「エターナリーメモリー」

2023年のチリ映画。チリの著名人カップルを追うドキュメンタリー作品。報道ジャーナリストの夫が、アルツハイマー型認知症を患い記憶力が低下する中で、国民的人気女優の妻が、献身的に支え続けている様子を、何ら隠すことなく赤裸々に綴った映画。この二人のことは知らなかったが、国を超えて同様の悩みはおこる。静かな中にもサムシングを持った作品だった。 評価 〇プラス

「ぼくとパパ、約束の週末」

2023年のドイツ映画。実話を基にしたヒューマンドラマで、本国では大ヒットした。自閉症の息子と父を中心としたファミリーの話。息子は特殊な能力を持ったサヴァン症候群。その息子が好きなサッカーチームを決めるために、国内全56チームの試合を現地で観戦する父と子の姿を描いている。 評価 〇

「ランサム 非公開作戦」

2023年の韓国映画。実際の事件に着想を得たポリティカルアクション。1986年韓国でのオリンピック開催の前年、内戦化のレバノンで韓国人の外交官が拉致された。その1年後彼が生きているという情報を得て、極秘に救出をするために一人の韓国人外交官が出発する。現地で偶然会った韓国人のタクシードライバーの協力を得て実行するというスリリングな中にもユーモアを交えたエンタメ。さすが韓国映画だ。 評価 〇プラス

「桐島です」

新作邦画。昨年1月ニュースで話題になった事件(?)の顛末を描いたセミドキュメンタリー映画。それは1970年代に連続企業爆破事件の容疑者として指名手配されていた桐島 聡が末期がんとして緊急入院し、身元が明らかにされないまま数日後亡くなったことだった。彼の逃亡の50年間を調査し、フィクションも交えながら作られた。劇中の唄 ♪時代遅れ♪ が心に響いた。 評価 〇プラス

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