2025年02月

「ブルータリスト」

新作洋画。今年のアカデミー賞において10部門でノミネートされているアメリカ映画。ホロコーストを生き延びたハンガリー系ユダヤ人の建築家の男性が主人公。冒頭「自由の女神」がみえるニューヨークに到着する。従兄を頼って家具職人になるが、ある時富豪の書斎を改造した縁で、大きな建造物の設計と建築を依頼される。そこから起こる様々な軋轢・困難を描いた3時間を超える大作。長く感じなかったが、言いたいことがイマイチ伝わらなかった。評価 〇

「エリザベート1878」

2022年のオーストリア映画。絶世の美女だったハプスブルグ家の最後の皇妃エリザベートの姿を描いた歴史ドラマ。40歳になった彼女の1年間に焦点を絞り、その孤独や焦燥、葛藤などを繊細に見せてくれる。やはり下々との隔たりは大きくて、なかなか理解も難しかったが、人間としての苦悩は伝わった。ラストは本当なのかな?  評価 〇

「ドライブアウェイ・ドールズ」

2024年のアメリカ映画。車でのアメリカ縦断中に、ギャングに追われる羽目になった二人のギャルたちの破天荒な旅の行方を描いたアクションコメディ。車を間違えたことからあるもの(秘密)を奪還すべく殺し屋が後を追う。ギャルたちが同性愛者だったことからエロスも加えたバイオレンスが見ものになっている。評価 〇

「響け!情熱のムリダンガム」

2019年のインド映画。インドの伝統音楽楽器「ムリダンガム」に魅せられた若者の青春ドラマ。父がその楽器の製作者だったこともあり、その奏者になるべく切磋琢磨する青年の成長を見せてくれる。ストーリー的には目新しいものはなかったが、インドの風景と音楽の融合が良かった。 評価 〇プラス

「犯罪都市 PUNISHMENT]

2024年の韓国映画。マ・ドンソク主演の人気刑事シリーズの第4作目。ある殺人事件の背後に、国際IT関連の犯罪組織があることを突き止め、その本拠地があるフィリピンに行って大暴れするアクション映画。やや大味な展開になったが、彼の拳の迫力は健在だった。 評価 〇

「隣人X 疑惑の彼女」

2023年の邦画。難民異星人Xが人間と同化して生きている。誰がXかはわからない。ある時週刊誌がそのXを見つけるキャンペーンを行う。スクープを狙う若い記者は、そのXと思われる女性をマークして接近するが、、、。ミステリー仕立て。ただ前提を理解するのが難しかった。結局、マスコミの過剰報道の弊害のみ伝わった。評価 〇

「SAND LAND」

2023年の邦画。「ドラゴンボール」で有名な鳥山 明氏の伝説のアニメ映画化。水が不足する砂漠地帯で、悪魔の王子が人間の保安官やお目付け役と共に、幻の水源を探すことになる。水不足の裏には、ある陰謀が隠されていて、それを解決するために王子の活躍が見られるヒューマンドラマ。 なかなかユニークで面白かった。評価 〇プラス

「犯罪都市 NO WAY OUT」

2023年の韓国映画。マ・ドンソク主演の「犯罪都市」シリーズの第3作。剛腕の刑事:マ・ドンソクは、ソウル広域捜査隊として、ある事件を追う中で、新種の合成麻薬と日本のヤクザの存在に気がつく。そして巨悪の根源は同じ刑事たちだった。主役のグーパンチの魅力爆発! 評価 〇プラス

 

 

「サスペクト 哀しき容疑者」

2013年の韓国映画。韓国で北朝鮮と交渉している高官が殺される。そこにいた主人公もまた北朝鮮からの脱北者で、元エージェントだった。北朝鮮の指示で任務を果たしている時、妻子が無残にも殺される。その真相を追うべく韓国に侵入していた矢先だった。妻子の殺害と今回の殺人事件との関連を追う主人公のアクションが見もの。副題のように哀しいながらも心を打つストーリーになっていた。評価 〇プラス

「MASTER/マスター」

2016年の韓国映画。「マスター」と呼ばれる新興投資会社の指導者(「イ・ビョンホン)が実は詐欺商売の親玉だった。それを追求する若き刑事との戦いは、フィリピンにまで及ぶ。逃走劇の果てにはドロドロとした結末が待っていた。監督ならではの犯罪アクション。 評価 〇プラス

ページ上部へ