2024年12月

「きっと、それは愛じゃない」

2022年のイギリス映画。幼い時から知り合っている男女がお互いを意識する時、改めてそれぞれを振り返る甘酸っぱい内容。記録映画を作っている女性と幼馴染のパキスタン系イギリス人の男の話。彼が家系の伝統にのっとり、母国パキスタンの女性と見合いをして結婚することになる。それをカメラに収めるべく女性も結婚式にパキスタンまで行ったのだが、、、。終盤邦題が生きてくる。 評価 〇プラス

なおこのコーナー今年最後になります。ご拝読ありがとうございました。

「ザ・ガーディアン/守護者」

2022年韓国映画。10年刑務所に入っていた主人公が娑婆に出る。迎えたのはかつてのやくざの仲間だった。娘のためにも足を洗う決心をしたが、仲間との仁義で殺しの仕事に手を貸す。その後若頭との不仲から娘が危険にさらされ、袂を分かち最後の対決となる。ありふれた筋立てながら、さすがにアクションでは見どころがあった。題名には違和感があった。評価 〇

「香港の流れ者たち」

2021年の中国(香港)映画。香港が抱える社会問題に材をとったヒューマンドラマ。実際のホームレス荷物強制撤去事件を軸に、移民問題や貧困層の薬物依存者増加の問題など様々な課題を浮き彫りにしている。香港だけでなく、どこの国どこの都市でもあることだが、中国本土返還後20年以上経つ香港の生活苦は、想像以上だった。この映画は中国本土では公開されているのかなあ? 評価 〇

「バッド・デイ・ドライブ」

2023年フランス&ドイツ映画。だが、全編英語圏の俳優が英語で話している。証券マンの男が主人公。ある朝、いつものように自家用車に息子二人を乗せて通勤&通学していた彼の車に、降りると起動する爆弾がしかけられていた。その絶体絶命の危機にどう立ち向かうか?! アクションスリラー。91分と短いのも良かった。 この手の映画好みです。評価 〇プラス

「はたらく細胞」

新作邦画。体の中で活動している血液内の赤血球や白血球などを擬人化してのドラマ。基はコミックらしい。その血液成分の働きをうまく伝えて、映画を見ながら勉強もできる仕組みになっている。万人向けともいえる。 評価 〇

「チネチッタで会いましょう」

2023年のイタリア映画。題名(邦題)はローマの有名な映画撮影所を表していて、かつて多くの映画がここで撮影された。映画は、この監督をしているナンノ・モレッティが自ら苦悩する映画監督役をしている。新作映画の開始にあたり、公私に渡って様々なトラブルが起こる。それらを乗り越えてスタートするまでを描いている。随所に過去の映画監督~特にF・フィリーニ~へのオマージュが感じられた。評価 〇マイナス

「エクスペンダブルズ ニューブラッド」

2023年のアメリカ映画。 シリーズ4作目になる。前作から9年しか経っていないが、映画を観る側が様変わりしているので、ヒットしなかった。映画そのものは前の3作と同様のスーパーアクション巨編で、ミーガン・フォックス、トニー・ドェン、アンディ・ガルシアらが新しく加わっている。しかし、この手の大量殺人を正当化しての戦争映画自体を単なる娯楽作品としてみることができなくなった現在、そのニーズはなかったといえよう。 評価 〇プラス

「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」

2014年のアメリカ映画。シリーズ第3作目。相変わらず正義の傭兵たち(?)が活躍する。今度の敵は、かつて仲間だった男(メル・ギブスン)。冒頭から大迫力のシーンが見られる。新しい仲間にアントニオ・バンデラスとハリソン・フォードが加わり、さらにスケールアップしていた。評価 〇プラス

「お坊さまと鉄砲」

2023年ブータン他の映画。ブータンで行われる初めての選挙。政府側では、選挙の方法を各村で教える作業をしている。一方それを聞いた徳の高い僧は、弟子に2丁の鉄砲を用意することを命じる。また、アメリカ人が古い鉄砲を高額で買うべくやってきた。果たして、僧の意図は? 鉄砲の行方は? 選挙は? などなどゆったりとした中で物語は進む。テンポが緩やかで時には舟を漕いでしまったが、言いたいことは十分伝わった。 評価 〇

「エクスペンダブルズ 2」

2012年のアメリカ映画。昨日書いた映画の続編というか第2作目。傭兵たちの正義の(?)戦いを見せてくれる。今回は中近東が舞台で、悪役の首領をやはりアクション俳優のジャン・クロード・ヴァン・ダムが演じている。こちら側もシルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ドルフ・ラングレンなどで、特別出演として、アーノルド・シュワルツェネッガーとチャック・ノリスが出ている。 評価 〇プラス

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