2023年03月

「ロシュフォールの恋人たち」

1966年のフランス製ミュージカル映画。このたび3月4日のみ「広島市映像文化ライブラリー」で上映された。私この映画1967年の封切りの際に今はなき『朝日会館」で観ている。53年前になる。その後も何度か見ている。当時のパンフレットも、また後年購入したサントラ盤CDも持っている。よって細部までよく覚えていた。懐かしさもあり、当時のことも思い出してしまった。いま観ると大した映画ではないかもしれないが、これも私の生涯のベストテンに入る映画だ。 評価 ☆

「パイプライン」

2021年韓国映画。石油をパイプラインから盗んで、それを転売する強盗団を描いた犯罪アクション映画。「盗油」のプロが仲間を募り、それを実行するのにギャングや警察が絡んで、より複雑な構成になっていた。その分散漫になった印象がある。主人公たちに魅力がないのもマイナス。 評価 〇

「私はいったい、何と闘っているのか」

2021年の邦画。スーパーで長年主任を務める中年男(安田 顕)が主人公。真面目な仕事ぶりだが、なかなか店長にはなれない。家庭でもそれなりに頑張って家族奉仕しているが、その影は薄い。そんな悲哀に満ちた彼の人生を淡々と綴っている。題名の勇ましさとは裏腹に、切ない男心が伝わってくる人情ものだ。評価 〇プラス

「愛のまなざしを」

2021年の邦画。男女の愛憎の行方を描く心理サスペンス。妻を失った精神科医師と孤独を抱える女性患者が主人公。二人は立場を超えてお互いに求めあうが、次第に現実と虚構の世界に混沌としていく、、、。かつてこのような映画もよく観られたが、最近では珍しくなった。その意味では評価するが、結局モヤモヤ感が残ってすっきりしなかった。 〇マイナス

「メイド・イン・アメリカ」

1993年のアメリカ映画。精子バンクの人工授精で娘を出産した黒人女性(ウーピー・ゴールドバーグ)。娘が高校生になり、ふとしたことから自分の父が白人だと知る。そしてその父(?)は近くにいた というファミリーコメディ。しかし、書類のミスでそれが間違いだと判明して、更なるドタバタが起こる、、、。やや不発に終わっていた。評価 〇

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