2023年01月

「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」

2021年のフランス映画。レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の傑作とされる絵画を巡る一大騒動を綴ったドキュメンタリー作品。2017年一枚の絵が、史上最高額の4億5千万ドルで落札され大きな話題となったが、その顛末を見せてくれる。本物かどうかは、やはり藪の中だった。評価 〇

「マークスマン」

2021年のアメリカ映画。元海兵隊の狙撃手だった男が、麻薬カルテルから追われるメキシコ人の少年を国境から助け出してシカゴの親戚まで送り届ける という犯罪アクション映画。といっても派手なガンプレイなどはなくて、ロードムービー的な人間ドラマだった。評価 〇プラス

「フラッグ・デイ 父を想う日」

新作のアメリカ映画。題名は6月14日のアメリカ国旗制定記念日のことで、この日に生まれた父と娘の20年を描いている。副題が効いている。ヤマっ気のある駄目な父親とそれを反面教師として真面目に生きている娘との関係をみせている。時には痛く感じてしまうが、それもまた人生だろう。実際の(ショーン)ペン親子が演じている。評価 〇

「コンフィデンスマンJP 英雄編」

2022年の邦画。シリーズ3作目。騙し合いのせめぎ合いをコメディタッチで描いている。3作目にもなると安心して観られるというか、何でもありで最後は。。。という感じ。特に驚きもない。 評価 〇

「サクラダリセット」

2017年の邦画。前後篇の2本で封切られていた。「サクラダ」市に住む超能力を持った高校生たちの青春を描いている。特に目立った特撮などはなく、心理ドラマ・ミステリーになっていた。コミックからの映画化だった。評価 〇

 

「バトルフロント」

2013年アメリカ映画。昨日と同じジェイソン・ステイサム主演。元麻薬潜入捜査官が引退して娘と共にアメリカ南部に移り住む。排他的な気風からそこでもトラブルが起こり、図らずも犯罪組織との抗争に巻き込まれていくアクション映画。想定内だが、主人公の魅力に満ちていて楽しめた。 評価 〇

「ハミングバード」

2012年のイギリス映画。戦争の末に生還して、生きる気力を失くしてホームレスになった元軍人が、偶然犯罪集団に拉致された少女を救うために、裏社会に足を踏み入るクライムアクション映画。題名は中東へ派遣された舞台の名称。評価 〇

「ザ・メニュー」

2022年アメリカ映画。日米同時公開で、今でもアメリカの週間興行成績トップテンに入っているほど向こうでは評価されている。世界で最も予約が取れないレストランが舞台。孤島にあるそこに11名のゲストが招かれて料理を楽しむはずが、驚くべき趣向が計画されていた。ゲストのうち一人の女性は招待者ではなく、ハプニングが起こる。ブラックなスリラーだった。 評価 〇プラス

「ビー・ジーズ 栄光の軌跡」

2020年アメリカ映画。有名な音楽グループ ギブ3兄弟のビー・ジーズのドキュメンタリー映画。幼少の時からデビューした1960年代以降の彼らの軌跡を追っている。二つのピークがあった。栄光だけでなく挫折も見せてくれていた。彼らとソロでデビューしたアンディのうち3名はもうこの世にいない。深い感慨があった。評価 〇

「あのこと」

2021年フランス映画。昨年のヴェネチア国際映画祭で最高の金獅子賞を獲得した作品。1960年頃のフランス大学生のアンヌは予期せぬ妊娠に狼狽する。中絶が違法だった時、彼女は一人でどうするかを苦悩しながら模索する、、、。そういう時代だったのだなあ。邦題には?? フライヤーで「あなたは彼女を、体験する」とあったが、まさにその通りだった。 評価 〇

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