2022年12月

「ある男」

新作邦画。「愛したはずの夫は、全くの別人でしたーー」のキャッチコピーのように、宮崎での男の事故死から映画は始まるが、それは導入部に過ぎなかった。死亡した男の身元を捜して神奈川の弁護士が調査を始める。その彼が主人公で、サスペンスタッチで物語は進行する。そのなぞ解き(?)が実に興味深かった。その裏には様々な思惑が垣間見える社会派ドラマ。最後まで面白かった。評価 ◎

「ノイズ」

2022年の邦画。漫画が原作で、その実写版。過疎が進む孤島の町で起こった殺人事件をめぐるサスペンス。一つの殺人が新たな別の悲劇を起こすという連鎖の中で、様々な思惑が生じる怖さを描いている。後味もよくなくて、残念だった。題名も疑問。 評価 〇マイナス

「ミセス・ハリス、パリへ行く」

新作洋画。ロンドンに住む家政婦のハリス夫人がクリスチャン・ディオールのドレスに憧れパリに行く話。時は1950年代。古き良き時代に良い主人公の活躍が安心して観られた。このような映画も好みです。評価 ◎

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