2022年03月

「私のちいさなお葬式」

2017年のロシア映画。片田舎に住む老女が医師に死期が近いと告げられ、一人で自らの葬儀の準備をするというシンプルなストーリー。都内に住む一人息子に迷惑をかけないように考えての行動だが、、、。回顧として何度か ♪恋のバカンス♪ が流れるのが時代を感じさせる。 評価 〇マイナス

 

「シラノ」

洋画の新作。題名はカタカナなので、人名? シラノ・ド・ベルジュラックのことかな? と思うとおり。この原作での映画は過去にも何度かされているが、今回はミュージカル仕立ての舞台の映画化。主人公が小人症だったり、青年が黒人の下級兵士だったりは舞台と同じだろうか? 17世紀のフランスの政情をよく再現してくれたが、ストーリーがシンプルで先が読めるのと「レ・ミゼラブル」とダブってしまったのは私だけ? 評価 〇

「ナイル殺人事件」

新作洋画。アガサ・クリスティーの小説の何度かの映画化。冒頭からどんな映画になったのか期待していたが、結婚式の後から前作の1978年版を思い出して犯人がわかってしまった。よってなぞ解きとしては(私にとって)復習のようで物足りなかった。この手の映画はなかなか楽しめないなあ。 評価 〇マイナス

「ファイナル・プラン」

2020年のアメリカ映画。少し趣向を変えた犯罪作品。かつての大泥棒が身を固めるにあたってこれまで盗んだ物を返すべく警察に連絡を取る。その盗品の中に莫大な現金があったことでそれを調査した刑事が「魔が差して」自分の物にすべく主人公の泥棒を亡き者にしようとするが、、、。結局なるべきような方向に行ってしまった。 評価 〇

「最後の決闘裁判」

昨年の秋に劇場公開されたアメリカ映画。封切り後3か月で自宅で見られるのは驚きだ。中世のヨーロッパで騎士の妻が親友に犯されるという事件が起きる。3人の主張が食い違っているが、14世紀ではその決着は決闘しかなかった。最初は馬に乗って互いに槍で突きあい、その後は剣で戦う。そして勝者が真実として認められる、、、。ムーン いまこれを制作する意図は?! 評価 〇

「すくってごらん」

2021年の邦画。原作は漫画。題名は金魚にまつわるところからきている。田舎の支店に左遷されて落ち込む若い銀行員(尾上松也)が主人公。そこは金魚の生産で有名な町で、その「金魚すくい」の店を営む娘と知り合ったことから前向きに考えるようになる。文字通り「救われる」。ミュージカル仕立てが楽しかった。私好みです。 評価 〇プラス

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