2022年02月

「ヴォイス・オブ・ラブ」

新作洋画。セリーヌ・ディオンの半生を綴った映画。冒頭「これはフィクションである」と謳っている。主人公のアリーヌ・デューはまさにセリーヌだった。主役を演じた女優は脚本&監督もしている才女だ。中々の映画だった。広島では1日1回の1週間の興行で淋しかった。 評価 〇プラス

「355」

新作洋画。5名の女性スパイエージェントが世界を救う という風な宣伝がされていたが、内容はチト違っていた。大筋ではその通りだが、話よりも女性たちが活躍するストーリーを作りたかったのだろう。アクションはさすがで見ごたえあったがシリアスなところもあり、素直に喜んで観るわけにはいかなかった。全米の興行成績は振るっていないが、そこまで酷くもなかった。評価 〇プラス

「ザ・ハント」

2020年アメリカB級映画。富裕層が娯楽として「人間狩り」を行うというゲームにいやおうに参加させられた男女のサバイバルアクション映画。欧米ならではの発想だ。いきなりの銃撃戦で多くの人が無残に死ぬ。最後は一人の女性のスーパーアクションによって発案者たちをやっつける。最初は誰が主役か、また生き残れるのかわからないのがB級作品の見所でもある。 評価 〇

「さがす」

新作邦画。新人監督の商業長編映画2作目。父の失踪から始まるこの映画だが、予想を超えたストーリーになっている。そこは観てのお楽しみになっているが、全体としては不条理な話で共感はなかった。難病の妻を支え栄太が、最後に「人の道を外れた」主人公を誰が攻められようか?! それをそそのかした若者にとって彼の信義とは? ある意味今の社会の歪みを表したともいえる。評価 〇マイナス

「殺すな」

新作邦画。藤沢周平の同名短編小説の映画化。最近亡くなった井上 昭監督の遺作。短編をそのまま映画化したため1時間弱の短い長さになった。その分物足りなさは残ったが、時代劇のセットを始め多くの労力をつぎ込んだスタッフに感謝したい。柄本 佑&安藤さくら夫婦の共演も良かった。評価 〇

「ニューヨーク 東8番街の奇跡」

1987年のアメリカ映画。NYで再開発のために立ち退きを迫られている古いビルを舞台に、そこに住んでいる人々と宇宙から来た小さな”訪問者”たちの交流を描いたファンタジー映画。スピルバーグがプロデュースしている。今回のエイリアンたちは小型のUFOそのものの機械仕立てだったが、彼らの出産もある。30年以上前に劇場で観ているが、愛すべき小品だ。評価 〇

「スティルウォーター」

アメリカ映画の新作。オクラホマ州に住むブルーカラーの中年男(マット・デイモン)がフランス・マルセイユの刑務所で服役している娘の面会に行くところから始まる。娘は同棲していた女性を殺害した罪で5年間服役している。無罪を訴える娘に対して父がとった行動が描かれるサスペンス。それなりの決着はつくが、ほろ苦さが残った。題名はオクラホマ州の町に名前で、この映画のキーになっていた。 評価 〇プラス

「真夏の誘惑」

2020年韓国映画。人生に迷う男女の開放的なひと夏の情事を映し出した官能劇。スランプに陥ったクラシックバレエのダンサーが親友のいるタイに行く。そこで知り合った魅力的な二人の男たちと仲良くなる、、、、。従来の韓国映画とは一味違うテイストだった。 評価 〇

「イン・ハー・シューズ」

2005年のアメリカ映画。前半は華やかなニューヨークが舞台。真面目なキャリアウーマンの姉と自堕落な妹がいる。互いに距離を置きながら暮らしていたが、ある時それまで全く存在すら知らなかった祖母がマイアミに住んでいることを知り、別々に尋ねる。血の繋がりと絆を感じながらそれぞれの未来を模索する。その年の私の年間ベストテンで第2位にしている。今見ても同様の感動を得た。女優3人が皆素晴らしかった。 評価 ◎

「ブラックボックス 音声分析捜査」

2021年フランス映画。題名からわかるとおり墜落した飛行機から音声レコーダーである「ブラックボックス」を回収して墜落の原因を探るのがテーマ。その原因として、まずはイスラム過激派によるテロが考えられたが、その後人為的ミスや飛行機自体の不具合、さらにその疑惑を隠蔽’(?)しようとするメーカー側などの思惑なども加わる、、、。サスペンスタッチで飽きさせない展開だった。 評価 〇プラス

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