2021年12月

「スレイト」

2020年韓国映画。アクション女優が異世界の村で死闘を繰り広げるファンタジー映画。映画の撮影現場から突如パラレルワールドに迷い込んだ主人公の女優が村人たちと共に悪党どもと戦う というアクション。発想は面白いが、何となく二番煎じ的でもう一つ盛り上がらなかった。題名も?? 評価 〇

「ごぜ GOZE」

2020年の邦画。「ごぜ」は難しい漢字で普通にはでなかった。太鼓の「鼓」の下に「目」を書き「ご」で「ぜ」は女。東北地方に存在した盲目の女旅芸人のことで、三味線を演奏しながら歌うのを生業にしていた。その最期の「ごぜ」といわれた小林ハルさんの波乱の人生を映画化したもの。凄い内容で生き様が見事だった。必見! 評価 ◎

「ノンストップ」

2020年韓国映画。旅客機内を舞台に描くアクションコメディ。懸賞でハワイ旅行が当たり夫と娘と共に飛行機に乗った主婦が主人公(?)。しかし、離陸後何者かにハイジャックされてしまう。その裏に隠されたものとは?! 予想を超えた展開で非常に楽しめた。コメディタッチというのがミソだった。評価 ◎

「サウンド・オブ・メタル」

2019年アメリカ映画.副邦題に「聞こえるということ」がついている。恋人と二人で自家用の小型バスで地方のライヴ会場を回って生活しているドラマ―の若者が主人公。ある時急に耳が聞こえなくなる。これまでの仕事が難しくなり、一人で手話を取得すべくある施設に入る。その後の展開は省くが、結局ヨーロッパで恋人と再会するも一人で生きる決心をすることで終わる。問題定義のある映画だが、私にはそれが上手く伝わってこなかった。残念。評価 〇マイナス

「ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ」

洋画の新作。マーベルコミックスからの実写映画で第2弾。「1」での設定がわからないとこの2作目が少し辛い箇所もあるが、全体的にはCGを駆使したアクション映画のため、その意味では楽しめた。ただこの手の映画は多く作られていて食傷気味だ。コロナ禍が一段落してから毎月のように公開されているので。 評価 〇マイナス

「オペレーション・ウルフ」

2019年中国映画。人命救助を行う特殊部隊の兵士たちの活躍を描くアクション映画。内戦中の中東の某国で中国人の女性ボランティアが拉致された。彼女の有力な父の要請でプロ集団のチーム4名が救出に向かう。彼女は無事に救出できたが、その他の拉致された中国人たちも救おうとして更なる困難が立ちはだかる。一人を救うために何人も犠牲になるのが納得いかなかった。 評価 〇マイナス

「耳に残るは君の歌声」

2001年のイギリス=フランス映画。何と素晴らしい邦題であろうか?! 原題は『泣く男』といたってシンプル。この映画20年前の私の年間ベストテンの第1位にしている。久しぶりに見たが、やはり歴史を感じる世界観が素晴らしかった。ロシアに住んでいたユダヤ人の迫害を幼い少女を通して見せてくれる。時代に翻弄された過酷な運命に名作ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」をも彷彿とさせた。ラストまで一気に見せてくれたテンポのよさも感じた。評価 ◎

「連弾」

2001年邦画。竹中直人の監督4作目。題名のように母と娘が弾くピアノが中心になってはいる。夫婦関係が破綻している一家で母と娘の連弾によるピアノの発表会へ向けての夫との家族3人のそれぞれの姿を描いたオフビートなファミリードラマ。ユーモラスに撮ってあるようだが、とてもそうには見えなかった。 評価 〇マイナス

「サマー・オブ・ソウル」

2021年のアメリカドキュメンタリー映画。1969年の夏にニューヨークで行われた「ハーレム・カルチャラル・フェスティバル」の映像を50年ぶりに編集して公開されたもの。それは『幻のライヴ』と呼ばれている。副題に『あるいは、革命がテレビ放映されなかった時』とあるように、これは当時画期的なイヴェントだったが全く無視された格好だった。黒人のミュージシャンがほとんど。私はフィフス・ディメンションやニーナ・シモンが印象的だった。評価 〇

「甘いお酒でうがい」

2020年の邦画。意味不明の題名だがその通りの内容(?)で、40代独身の女性が主人公。ベテランの派遣社員の彼女(松雪泰子)が同僚や年下の青年たちとの交流の日々を綴ったドラマ。脱力系の映画。部下の黒木 華がよかった。評価 〇 マイナス

ページ上部へ