2021年08月

「サムジンカンパニー 1995」

韓国映画の新作だが題名のように26年前の時代が舞台。題名の『サムジン』は韓国の巨大企業『サムソン』のことか? その当時今よりももっと女性の社会的地位が低かった。高校を出た女性社員の多くは「お茶くみ」のような仕事しか与えられなかった。ある時、企業の工場からの有害物質の垂れ流しを目撃した一人の女子社員が仲間と共にその元凶を追求しようとする、、、。「痛快」という言葉がピッタシの今の社会にも通用する「カッコいい女性たち」の話だった。評価 ◎

「ジャングル・クルーズ」

お馴染みのディズニーランドのアトラクションから派生した新作。不老不死の不思議な花を探してイギリスの女性が弟と共にアマゾンにやってくる。そこで肉体派の船長を雇って探検をする。適度な笑いを含んだ冒険活劇で家族向きだろう。 評価 〇

「ワイルド・スピード JET BREAK」

シリーズ9作目の新作。このシリーズはありえないほどのド迫力のカーアクションが売り物だが、今回も同様だ。それにガンプレイも加わり凄いアクションの連続。ストーリーはシンプル。新しいキャラクターも加わっている。主人公らが一人も死なない超人的なのはご愛嬌。大スクリーンで楽しめるエンタメ作品だ。私このシリーズ好みです。評価 〇プラス

 

「アドリフト 41日間の漂流」

2018年の洋画。実話の映画化。題名のように大海原を漂流して生き残った女性の話。恋人と二人で依頼されてタヒチからアメリカ・サンディエゴへヨットで向かうが、途中で大嵐に遭って遭難してしまう。画面では彼と共に難局を乗り越えようとするが、、、、。評価 〇

「イン・ザ・ハイツ」

アメリカ映画の新作ミュージカル。NYの下町「ワシントンハイツ」には中南米の祖国を離れて暮らす多くの人々が貧しいながらも元気に暮らしている。その街で2組のカップルを中心にした青春ラブストーリー。ミュージカルはスーリーよりも音楽&ダンスが中心になるが、若者のそれらは実に魅力的で現代的だった。ただオールドミュージカルファンにはついていけないところもあった。評価 〇

 

「アパレル・デザイナー」

2019年の邦画。題名のようにファッション界を舞台に時代に乗り遅れた老舗のアパレルメーカーが起死回生を図って新しいデザイナーと若い血を導入して新ブランドの設立に挑む というストーリー。この業界の裏と共に人間の業を描いていた。 評価 〇

「女系家族」

1963年の邦画。懐かしい大映映画作品。題名のように大阪船場の老舗の商家で婿養子であった男主人が死んだ後、その3人の娘たちと妾(愛人)が財産分与を巡って駆け引きするドラマ。役者も当時の一流どころを配置していて楽しめた。こずる賢い番頭役の中村雁次郎が最高だった。 評価 ◎

「マイ・バッハ 不屈のピアニスト」

2017年ブラジル映画。ブラジルの天才ピアニスト:ジョアン・カルロス・マルティンスの半生を描いた実話(?)。彼の生い立ちから音楽家としての才能、また人間としての欲望も余すことなく見せている。ピアノの腕は素晴らしい。不慮の事故から右手の3本の指に障害が残った後半からは、さらに音楽家としての凄みが増した。「実話」とは思えぬ展開に驚いた。 評価 〇プラス

「いのちスケッチ」

2019年の邦画。福岡の大牟田に存在する動物園を舞台に、漫画家の夢破れてUターンした若者がそこで居場所を見つける青春ドラマ。多くの挫折と存続の苦労があったが、それを乗り越える仲間もいた。評価 〇

「逆光」

インディーズ系の邦画、尾道を舞台にした作品。二人の男がよくたばこを喫っているので、今の時代ではないようだ。(1970年代とのこと)この二人の大学生が夏の休暇に尾道に。二人の情愛を繊細なタッチで描いた ということだが、、、。ムーーーン。映画としては成り立っていたが、、、。評価 △

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