2021年06月

「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」

邦画の新作。題名が少し硬いがよくできた喜劇。金婚式を迎える老夫婦が主人公。それぞれ家庭で好きなことをして生活しているが、今後(老後?)のことを考える時期だと気づいていない。そんな時に「葬儀社」主催のセミナーで、題名の様にこれからどう生きるかを真摯に考えるようになる。。。前述したようにコメディなので面白く見せてくれ、笑いあり、涙ありの展開だった。評価 ◎ 今年上半期のベスト5確実だ。

「健さん」

2016年の邦画。亡くなった高倉 健の俳優として、また個人としての足跡を辿ったドキュメンタリー。「高倉健」を生涯演じている面と私人としての魅力的でシャイなところを見せてくれる。昨日の三船敏郎と共に国際的に評価された俳優だった。 評価 〇

「MIFUNE:THE LAST SAMIRAI]

2015年の邦画。稀代の映画スター:三船敏郎の生涯を描いたドキュメント。彼の映画人生を振り返っている。公私にわたってスタアだったことがよく解かった。評価 〇

「ザ・ゴールドフィンチ」

2019年のアメリカ映画。題名は鳥の名前で、それを描いた名画がこの映画のキーになっている。同名小説の映画化。爆破テロ事件に美術館で巻きこまれた、最愛の母を失った少年が辿る数奇な運命を描いたサスペンス映画。舞台もアメリカからイギリスへ。主人公の少年の成長と共に、盗作した名画の裏事情が判る。 評価 〇マイナス

「白雪姫~あなたが知らないグリム童話~」

2019年フランス映画。グリム童話の「白雪姫」をモチーフにした現代ドラマ。かつて美女として注目され続けてきた女性が、ある時若い女性と二股をかけている男性に恋をして嫉妬から彼女を殺そうとする、、、。リンゴでの毒殺も含めて様々な罠を掛けるがうまく行かない寓話。怖いイザベル・ユペールの魅力が一杯だった。評価 〇

「HOKUSAI」

2020年の邦画。丁度1年遅れの公開になる。葛飾北斎の人生を描いている。この題名は何? 副題として「北斎」と日本語が欲しかった。北斎の若い時と老年期との二つを描いてそれぞれ別の役者が演じている。それはそれでよいのだが、作品云々ではなく、彼の奇行癖でもなく、何が描きたかったかがよく解からなかった。残念。評価 〇

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