2020年08月03日

「海辺の映画館 ーキネマの玉手箱」

尾道出身の大林宣彦監督の新作にして遺作。映画館が廃館になるのに際して多くの人が集まる。そこにいた3人の若者がスクリーンを通して過去の日本にタイムスリップして、これまでの殺戮と戦争の実態を体験する。その根底には「戦争反対」があった。映画の最後は原爆投下の広島と「さくら隊」のエピソードもあり、大林監督が生前それを撮りたかったことを思いだした。まさに監督の集大成と言ってよいだろう。3時間と長い。評価 〇

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